花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

志らく花緑二人会

2008年10月04日 | 古典芸能
嵐山光三郎プロデュース 
『志らく花緑二人会』 有楽町朝日ホール

志らく『富久』
花緑『笠碁』

共に師匠が得意としていたという題目。
その前に、嵐山光三郎と志らく、花緑三人のトーク。
嵐山さん・・ずいぶん前にTVに出ていた頃に比べるとお年を召されて・・
好々爺って感じだ。
好き勝手に話して・・『嵐山亭 文化講座』ってことだけれど・・
まず今日NHKで『歴史に好奇心』収録をしてきた花緑をほめるのでなく、菊姫を褒める嵐山さん。
止まるところ知らず?そこで志らくが突っ込んで・・
花緑と二人でここで『菊姫をほめられてもねえ・・』と
なんといていいやらと苦笑い。
次に志らくの活躍を紹介しつつ落語家のお芝居なんだよね~。とか落語家のお芝居ってじっとできないんでよね・・とかこれまた、志らくのお芝居について出る必要ないといいたい放題・・
花緑「その辺にいるおじいちゃんと話してるみたい」など取り止めのない話で、この3人のトーク後、志らくの『富久』。
志らくの落語を聴くのは、久々だ・・ずいぶん前に2度ほど聞いた程度。
こんなだったかなあ・・やっぱり師匠に似てるもんだなあ・・と。
志ん生を聞いていた談志ということで、さらにその談志に似てるな・・と
笑うというより聞き入った落語だった。

休憩後、花緑の『笠碁』だのだけど・・
枕がやたら長い・・と思ったらこの『笠碁』ってそう長くないんですよね。
なのにこの落語会後ろの時間が書いてある。普通落語は終わる時間ないんですけど・・と、いって終演時間ぴったりだったのにびっくり。

『笠碁』は、面白いものの二人の旦那の違いが、ちょっとわかりづらくって、
今どっちの旦那だ??と話をじっくり聞いてしまったが・・面白かった。

が・・印象に残ったのは・・実は、枕のANAのシステムトラブルの話。
先日のシステムトラブルの時に、東京から福岡にANA利用で福岡太宰府の落語会にいったという話。思わず、昨日の帝劇の対応と重なるものがあった。

これは昨日に重なるものではないけれど・・
どうして日本人って並ぶのすきなんでしょう?
予定の飛行機は2時間遅れで飛ぶのではなく、機内に入れるだけなのに・・
みんな並んでるんですよね。先着順でシートがいい席になるのでもなく、早く入れば早く着くのでもなく、自由席でもないのに・・なんで並ぶんでしょうねえ・・。
というのをおかしく話す。
そして、「スチュワーデス の扉が閉まる時のあの意味のなさそうなしぐさ見たことあります?」と指先確認のような真似をしてみせる。あれをやって何かなるんでしょうかねえ。って
そしてようやく飛ぶようになって・・システムトラブルゆえ滑走路で飛行機が飛ぶのは年功序列しゃなかったかと・・。先にまっすぐ飛んでいけそうなのになぜか横から入ってくる飛行機が何機も先にとんでいった・・といって笑わせ・・
このあとだった。
スチュワーデスのお詫びの言葉・・「本日は2時間の遅れで・・」と淡々と「お詫び申し上げます」ってこれって30分だけの遅れでも同じ。
2時間も遅れてるのに・・。
ひょっとすると1日遅れても同じお詫びですよ!これってへんじゃないかって。
それで私だったら・・っとめちゃくちゃ馬鹿ご丁寧なお詫びを語って、みんなを笑わせる。
30分と2時間そして1日とお詫びってもっと違うんじゃないかって・・
思わず「そうそう」と納得して、賛成!!といいたくなった。
帝劇のおねいさんの「心からお詫び申し上げます」あれねえ・・。マニュアルなんだろうけど・・やっぱりおかしいよ・・って。

その前にも・・先輩の昇太さんが出てる「落語娘」が見たいと思っていたが、機会がなくて、ようやくお芝居でいった名古屋で時間が出来て、朝10時の回を映画館に見に行ったそうなのだが・・
映画館で花緑さんに気がついた人がサインを求めてきて
「名古屋まで(この映画を)見に着たんですか?」って言ったそうな。
ありえないでしょ。全国でやってる映画をわざわざ東京から朝の10時の回を見にここまでこないでしょ。って、人のおかしさをまた面白おかしく話す。

彼の人間観察極めて面白い。それが、事実でなくても、面白くアレンジしてあたかもいそうという感じで、こちらを大笑いさせる。

人間見方を変えれば、いろいろ滑稽にうつってくるものだ。



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