花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

万作・萬斎 狂言の会

2014年01月20日 | 古典芸能
今更ながら・・・ってこともありますが、
『万作・萬斎 狂言の会』
9日に大田区民プラザで見てきました。
3日前に落語を同じ会場でみたのですが、以前早々に売れ切れていたこの『狂言の会』
人気的には一時のブームが、おさまりチケットが落語よりも前方席のチケットを購入できておりました。
私自身もあっちこっち見に行って狂言に行くのは、久しぶりでした。
この会では最初にワークショップがついており、
高野和憲さんの指導により干支にちなんでの狂言に出てくる動物を演じてみようと舞台上にはワークショップ参加者数名。
動物を演じてくれるのは月崎晴夫さん。
みなさん楽しそうに参加!!そしてそのあとは、客席も一誌になってこれから観る狂言の中に登場する

「かさを差すなる春日山、これも神の誓ひとて、人がかさを差すなら、我もかさを差さうよ。げにもさあり、やようがりもさうよの」 を
を一緒に声に出して囃子事(?)を習いました。
これほんのちょっとで習うのはむずかしい(笑)
でも楽しいですよね。ただ観るだけでなく声を出すというのは・・・。

その後この日見た狂言は
「末広がり」に「千切木」
お正月ということもあっておめでたい「末広がり」ってことで「末広がり」というのは「扇』のことをさすのですが・・
主人である果報者に「末広がり」を買ってこい!っていわれて・・「末広がり」がなんだかわからない太郎冠者は、大声で探していると「これが末広がりだ!」と傘をかわされる。
それを喜んで主人に持っていくと・・・

歌舞伎でもに主人から頼まれて違う物を買い求めてしまう『高杯』がありますが、最後、主人にしかられるというよりも主人も巻き込んで
勘違いソング
「かさを差すなる春日山、これも神の誓ひとて、人がかさを差すなら、我もかさを差さうよ。げにもさあり、やようがりもさうよの」
を歌ってしまう・・でおわる楽しい狂言でした。

その後の「千切木」も
連歌の会に呼ばれなかった太郎が、なんで呼ばれなかったんだ!って乗り込んでいって嫌みをいうものの、
結局仲間達に打ちのめされて放り出されてしまう。
それを知った太郎の奥さんは、棒「千切木」をもって仕返しにいけ!!っと
そう「倍がえし!」にいけ!!って怒鳴るのですよ。
渋々出かけていった太郎ですがどの家もすべて居留守!結局仕返ししないですんでほっとした夫は態度がおおきくなると、それを喜んでる奥さんってことでおわるんですけどね。
現代にもいそうな
一見強そうだけど、結局は口だけの弱い旦那に、気が強いけどなにゃかんやでも夫が大好きな奥さん、狂言では「花子」歌舞伎では「身替座禅」ででてくるような奥様。
どこか憎めないお話。

久々の狂言楽しかったです。

でなにげに・・私、日本の能狂言といわれる狂言は楽しいんだけれど、まだ能はよくわからないんだけど
西洋(っていい方もレトロかもですが)オペラがまだまだ楽しいところまでいってないけどオペレッタは楽しいって思う私。
東西ともに軽くて楽しいことで浮き世を忘れてリフレッシュ!!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿