花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

「カルメン」

2014年06月28日 | バレエ/ダンス
Noism1 & Noism2合同公演 劇的舞踊『カルメン』

今月はミュージカル『カルメン』が天王洲でも上演されているようだけれど私の見たのは、
神奈川芸術劇場で上演された劇的舞踊『カルメン』。

メリメの原作にオペラ、バレエの「カルメン」をNoismバージョンにして、
音楽も有名なビゼーのカルメンからのチョイスで踊られた「カルメン」でした。
劇的舞踊『カルメン』ということもあって、STORYも非常にわかりやすい易い作品でした。
しかしそのわかりやすさで描かれたカルメンという女性が、自由奔放を通り越して、野獣のような女性で描かれ
Noismを代表する井関佐和子さんのその「カルメン」は、
がさつさ、下品とすらいえそうな「野獣」でありながら男を自分の下に引き寄せる女性を感じさせられるものでした。
一方ホセは・・・小心者とでもいえそうな男。そんな男が
「カルメン」に惹かれて、最後には「カルメン」を刺し殺す。
あれ??あれれれ? こういう小心者が、最後刃物沙汰の事件を起こす!!
今月あったよあったよ。ありました。歌舞伎にも。
「名月八幡祭」いい女なんだけどね。って今回まじめな新潟から出てきてる縮屋さんに軽い気持ちで金の無心する売れっ子芸者美代吉。
 もし金を用意してくれら妻になると約束したものの・・・まじめな縮屋さんは、田舎の田地田畑すべてを金に換えるものの、
 別のところから金ができたからその金はいらない。返してくれ。。とお気軽に追い返すが。。。まじめな縮屋さん。
 だまされたたショックで刃物沙汰。

ってこの縮屋さんがホセであり、美代吉がカルメン。エスカミーリョにあたりそうなのがさらに遊び人で金遣いの荒い船頭三次。
なんてどこにでもあるんだなあ。この話なんて見終わりながら、
今回のNoism舞踊には、役者さんが登場し、あらすじを語ってくれるのです。
ここはちょっぴり小野寺修二さんの「ある女の家」っぽいかも。とその役者さんが、浅野和之に重なってしまった私です。

それでも似てるって思ったものの、Noismの世界は有名な「ビゼー」の音楽でNoism「カルメン」のすごさに見とれました。

今回7列目ぐらいかなあ?なんて思っていたら購入した席前から2列目でちょっとびっくり。
でもそれよりも神奈川初日だったからなのかしら?
最初ロビーには金森さんが、お客さんにご挨拶していたり、ホワイエでは森山開次さんや首藤康之さんが、次回公演等もかねてもあるのかいたりと、ほかにもいろいろあらあら、と客席においての目の保養もさせていただきました。

目の保養とはちょっと違いますが、Noism舞台の舞台装置というのでしょうか
いすやテーブルさらには兵士の銃にあたる小道具までおしゃれ!!
そんな所までちゃんとこってるこの舞台。次はいつなのかな?と
期待です。


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