花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

日生劇場 二月大歌舞伎に

2013年02月16日 | 歌舞伎
日生劇場 二月大歌舞伎へ
今日はお天気の土曜日でしたが、風が冷たかったですねえ。
汐留新橋経由で、日生劇場へ、歩いていったのですが寒い~~~って、日生にはいると暖か~い。
で2階席後方席に。

まず定式幕が開き、浅葱幕の前舞台中央にすわる松本幸四郎さんの口上。

そして舞踊『吉野山』これは眠気のピーク!!
清元が始まり、福助の静が花道から出てきて・・あれ?芝翫さんは、古風なかんじで黒漆の塗笠じゃなかったっけ?福助は緑の絹の市女笠かあ・・なんて思って、染五郎の忠信登場して・・二人が並んで男雛と女雛あたりからうとうとと。。。だって・・とほんと言い訳にしかなりません。目が覚めたのは逸見藤太の 亀鶴登場から・・。
染五郎さんすいません。「屋島の合戦の物語」みそこねた~~~~!!

その後25分の休憩後『新皿屋舗月雨暈』ってことで『魚屋宗五郎』の通し
幸四郎さんというと世話物はなあ・・って一歩引いてしまいます。
でもご本人はただ今挑戦中なのでしょうねえ。
今回も魚屋宗五郎を・・って見るのは2度目です。
前回は、挑戦はいいけど似合わない~~!!と思っていたのですが、
今回この人魚屋じゃなくて町人大工の棟梁ならこの話もありかな・・って。
幸四郎演じる宗五郎が、魚屋で天秤棒で水桶を担いで運んでいるなんて想像できない!!
魚屋にはもうちょっと勢い、元気がほしいのよね・・って思わず。
この幸四郎の魚屋は値切れないような?売れなさそうな・・って。
それに比べると大工の棟梁ならありかな。ってもうちょっとどっしり構えて、しっかりいい仕事してくれそう。ってね。でも酒乱ってね。大工宗五郎!!だったらいいのにって。
そうそうあえてなのでしょうけれど、音羽屋や三津五郎などが宗五郎を演じる時は、
江戸っ子と言えば「ひ」と「し」の発音が、逆転するようなことになりますが、幸四郎さんは、標準語発声。
お芝居としてそこは個性ってものでしょうけれど、勝手に違和感かんじていました。

芝居運びも違います。どちらがどうというのはさておき・・好みということになるのでしょうね。

そしてこの宗五郎の登場する前の場面は・・以前国立劇場でも通しということで上演されたことがありましたが、これはやっぱりいらないよ。って今回も思ってしまいました。
宗五郎家にやってくる女中のおなぎさんの話で充分!!って。

今回幸四郎とケガから復活した染五郎そして福助が中心の舞台だったのですが・・
逸見藤太と小奴三吉を演じていた 亀鶴がよかったかなあ・・なんて。
お正月のあいさつからなにか目にとまるようになったかも(笑)

それと金太郎ちゃんも可愛い酒屋丁稚与吉を演じていました。

ここ数年で歌舞伎界の大御所が消えていってしまっていますが、若い花形、そしてちびっ子達もただ今どんどん育ってきている様子。
まもなく海老蔵さんに男の子誕生、そして今月には菊之助さんもご結婚。
松緑にはすでに大河ちゃんが活躍していて・・
世代交代!!なにか急すぎるわけだけど、すっくすく育ていっていただきたいものです。

って来月は、花形あっちこっちで活躍ですね。
4月は歌舞伎座会場でどうなりますやら。配役今日時点ではまだ、團十郎さんのお名前が掲載されています。

Dilwale Dulhania Le Jayenge

2013年02月16日 | きまま
1995年のインド映画です。
Dilwale Dulhania Le Jayenge。邦題は『シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦』
日本でも1999年に上映されたようですからみた方もいたのでは?っていう
インドのラブコメディ映画の原点?らしくどうもこの映画は、見といたほうがよさそう・・って(笑)
  
出演もシャー・ルク・カーンとカージョルはこの映画の大ヒットで“ゴールデンコンビ”となり
その後もなんどとなく共演してるわけです。
歌舞伎ならさしずめ孝夫と玉三郎・・って古いか(笑)
この時33歳すでにシャー・ルク・カーンは、出演映画をすべてヒットさせていたっていうのですよね。
この映画は、今も人気らしく15年近くのロングランって・・ほんとか??ってかんじです。
日本じゃ1年も上映してる映画ってあるんでしょうか?


ストーリーはアメリカ映画『卒業』(主演:ダスティン・ホフマンとキャサリン・ロス
)のインド版ってことらしいですが・・。

インド映画ですから・・やっぱり長い!!持っているDVDも179分ほぼ3時間。
オリジナルは189分らしい・・。
そして話の主旋律はあるものの、いろいろなものがくっついています(笑)
インド映画はミュージカル!!まさにここで唄うか??ってかんじで。
(ちなみに出演者じゃなく歌手が唄ってるんですけどね)

英語字幕はあるもののいささか読むには長すぎて・・まさに雰囲気。
毎度ながら俳優さんの演技にたよっております。

前半はまさにコメディのよう。場面は、ロンドンヨーロッパ。二人が出会って・・お互いが好きになったことを打ち明けることなく別れてしまう。
後半が・・場面は、インドにうつって題名のラブゲット大作戦になるんですって、

ロンドンの住むインドの伝統に厳格な父を持つ娘シムラン。学校を卒業して、一族の故郷であるインド・パンジャーブで父の決めた婚約者に嫁ぐことになっていたのだけれど・・学校の友だちとの旅行でであった、ナンパな男ラージ。そのナンパさに最初は毛嫌いしていたもの・・やがて二人は恋するように・・。しかし結局お互いそれを言葉にしないまま別れてしまって・・というのが前半。
そして後半は・・そう彼女は嫁ぐためにインドへ。
そんな彼女を追ってラージもインドへ。そこから婚約者から彼女奪うラブゲット大作戦のはじまりなのです。
でもインド映画一筋縄では行きません・・。そこかええのよ。つっこみどころ満載ですから(笑)


しかし・・インドミュージカルな~んで日本でイマイチなんでしょうねえ。
面白いんですけどねえ。ってやっぱり私はマニャックなんでしょうかねえ。