花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

御名残三月大歌舞伎

2010年03月29日 | 歌舞伎
御名残三月大歌舞伎 千穐楽
日曜日ということもあって、珍しくこの千穐楽に通し観劇。
初めての歌舞伎座観劇の方もいたようだが・・
好きな役者さんだの舞台だけ見ておしまいという歌舞伎ならでは・・という見方している方が、座った席の廻りに数人いて・・
妙によかった~~なんて思ってしまう。

私の場合、貧乏性と言うべきか、払った分はしっかり観劇!って思うものの
この日も・・睡魔に襲われて何度か、あれっ?と慌てる事数回。
しかたないね・・ここちいいんだもん。と諦める(苦笑)

その心地いい睡魔に見舞われたのが・・
立派な仁左衛門の菅丞相。
静寂の世界をつくりだす、高貴で美しい菅丞相。
彼の悲しみを語った名面など・・あれ?台詞聞いてないのに・・
位置が違ってる!!

仁左衛門自身この菅丞相を演じるにあたって精神的にいろいろ心構えされるとお聞きするが、見るほうだって健全でないとダメだな。と
ストレスたまりきっている状態では、ついていけません。
参りました。

綾太夫と仁左衛門・・この組み合わせは、ぜったい見る者も元気でないと!!
改めて思ったのですが、
素晴らしい菅丞相のあと来月は、筆法伝授に登場した武部源蔵が登場する「寺子屋」ここで仁左衛門の武部源蔵が見れる!!
おお・・面白い!やってくれるじゃん。
仁左衛門の武部源蔵に幸四郎の松王丸・・どうだろう?
この二人・・見た事あったかなあ?

組み合わせというと、3月は・・1部で一番よかった!!と思えた菊五郎、吉右衛門の二人。
この二人の2部での「弁天娘女男白浪」濱松屋見世先の場 で弁天、南郷が楽しかった。これぞ活きのいい江戸歌舞伎!!
太っ腹!菊五郎切れもいい。
今月は、この役をやるにあたってダイエットもたしかしたとか・・。
最近では、この役は僕に・・と菊之助が、父菊五郎にいったような話を母がラジオで聴いたらしいが、菊五郎の弁天小僧には、まだまだ!!頑張れ菊之助って思ってしまうかも・・だ。

菊五郎と吉右衛門・・今まで何回か見てるけれど、今月の2人すっごくいいかんじ。
結局『楼門五三桐』すべての中で一番短いけど・・一番印象にのこった最高の舞台となった。
六代目と初代が、ならべていろいろなエピソードが残っているけれど、
これから江戸歌舞伎において七代目菊五郎と二代目吉右衛門も面白いかも・・。
楽しみが、ここに来てまた増えた気がする。

でもでも今回、私の廻りで1演目だけ見て、席を空席にしてくれた人は、たぶんご贔屓のいる方かな。

1部では、序幕7、8席空席だったのが、楼門五三桐で2人きたけど、女暫では、そこは再び空席にそして残りの席が埋まった。
玉三郎・・台詞はちょいときになるけど貫禄の女暫。最後のひっこみ、吉右衛門とのやりとりが楽しい。

新ためて、疲れている時は、吉右衛門を見るのがいい??

切りの富十郎と鷹之資そして幸四郎の石橋も楽しく・・
母がいたらやっぱり鷹之資くんが一番ってなるのかもだけれど、
この間狂言と言っていいのかな?
男某と修験者の踊りが、好き。
手振り身振りが綺麗で軽やかで、やりとりが楽しい松緑と錦之助。
3月、4月と大御所が大活躍・・若手の出番は、短いけれど印象にのこる舞台になったかな。

さてさて、あとは残すところ1ヶ月となる歌舞伎座。
20歳のころ、T&Tコンビに魅入ってしまい歌舞伎に1度ははまったものの、
観劇代が高くってって(当時、1等OR2等でオシャレして見てました)お手ごろな木戸銭でみれる落語に移行・・でも再び、歌舞伎観劇に戻ってきてから数年。
今や3階席が定席で・・お気楽服装での観劇。
後1ヶ月のあとはどうなるのやら・・まっ、新橋演舞場に5月は行くわけだし、
そう変わるものでもなさそうっか。

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永遠前売するつもりだった(BlogPet)

2010年03月29日 | きまま
tontonは、永遠前売するつもりだった。

*このエントリは、ブログペットの「tonton」が書きました。
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