花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

ハウ・トゥ・サクシード 2

2007年05月07日 | ミュージカル
4日、今回は・・本間ひとし、東山竜彦メインで舞台をみていた。

会場には、相変わらず西川貴教ファンがいっぱいだが、
ちょっと雰囲気が違って見えるのは、
一般にミュージカル好きがそろそろ足を運んでいるのゆえか?

このステージ前回見た以上にミュージカル・ショー的要素が強く感じられる。
西川貴教も日替わりのアドリブか?と思えるような箇所が見受けられる。

ともすれば、スタンディングコンサート状態になりそうな会場が、
オーソドックスなミュージカル展開を楽しんでいる。
今の時代には・・と言ってる新聞評もあったが、
大入り状態の客席で、見に来てるほとんどのファンが
楽しんでいるゆえ楽しい作品を無理にいじることもないだろう・・
と感じてしまった。
このステージが、いやな人、肌に合わぬ人は、
その後、見に行かなければいいのだしなどとは、
甘いかな。

それとも辛口批評家は今後も西川貴教のミュージカル出演に期待し、
こうなって欲しいと願ってのことなのだろうか?
西川貴教が、本格的?グランドミュージカルにでるようなミュージカル俳優になる!とは、とても思えないのだけれど。

でもひょっとして松岡充のように??・・・まさかねえ。
フジTVどんな企画を出してくるのやら。

ただやはり、今回、本間ひとし、東山竜彦のダンスが、
思いっきり見れないのは、残念だけれど
出ていることは、うれしいわけで、こんな見方して浪費してる客もいるんだぞ!っと言ってみるわけ。

五月大歌舞伎 團菊祭 4

2007年05月07日 | 歌舞伎
ゴールデンウイーク通いこんだ歌舞伎座
6日再び夜の部の観劇。夜の部3回目となる。
2等席1階
当初予定は一人での観劇だったが...昨日もいっしょだった母親同伴。
『女暫』が見たい!ととった席だった。
私は、筋書きを写真が入らないと買わないのだが、いっしょの母は、
好きな役者の観劇時には筋書きを手にしている。
そのため、母の筋書時に借りてみていた。

『女暫』
やはりみどころは、最後の花道での引っ込みが楽しい。
正義の味方、スーパーウーマンで最後までいかないところが、かわいい。

『雨の五郎』
これは1階で見るものか?
睡魔に襲われることなく、楽しくみることができた。
この舞踊も最後の花道の引っ込みがかっこいい。
それとも数日で、変わった??

『三つ面子守』
三津五郎の見せ所...そんなに好き~というおどりではないけれど、
踊りわけはさすが。

『め組の喧嘩』
めったに見れる芝居ではない。
筋書きをみても上演回数はそう多くはない。
この江戸っ子気風のよさ、菊五郎ならでは!
もし..今の松緑の父「尾上辰之助」が生きていたら..などと。

この演目は、6代目菊五郎の初演のようだが
数多く演じたのは、2世尾上松緑。思わずやはりと思ってしまう。

先日友人から豪華な「2代目尾上松緑」の本をいただいた。
歌舞伎を見はじめたころ2代目松緑の弁慶をみたことがある。
『勧進帳』だ。
舞台でやり取りされるストーリーは、ち~ともわからなかった。
が...仕草がかっこよくて、今思えば『延年の舞』に見とれたことを覚えている。

五月大歌舞伎 團菊祭 3

2007年05月07日 | 歌舞伎
GWも6日で最後。
4,5,6日観劇した演舞場のことは書いたものの、
残り3つの舞台。
『ハウ・トゥ・サクシード』
『五月大歌舞伎 團菊祭 昼』
『五月大歌舞伎 團菊祭 夜』
いっぺんには書けそうもない。
今晩は『五月大歌舞伎 團菊祭 昼の部』を。

5日。
今月の歌舞伎では一番人気の舞台だろうと。
すでに土日の公演のチケットは入手困難のようだ。
朝一の幕見も並みの数ではなかった。
休日ということもあるのだろうが、『勧進帳』メインに
『泥棒と殿様』から幕見チケット購入に並んでいるようだった。

『泥棒と殿様』
公演前は、さほど話題にも上がっていなかったが初日以降評判上々の気配だ。
初日に幕見でみて、喜劇のように進められていく話でありながら、最後ほろっとさせられる舞台に、たまたま隣り合わせた人と盛り上がってしまった。
それから4日後。
殿様である三津五郎、泥棒で登場する松緑それぞれにハマり役と言っていい。
三津五郎が、この役は松緑にと泥棒で登場するものの落ちぶれ生活この上ない若殿様を殿様と知らず世話をやき、二人は心通わせるものの、やがて来る別れに・・という役を、彼を選んだとのこと。
まだ、たった5日しかたっていないが・・客席をしっかり見入らせているのではないだろうか?
『江戸の夕映え』のときにも松緑の演技にほろっとさせられたが・・今回も。
『勧進帳』から席に着くお客さんもいるが・・ぜひ序幕からといいたくなってしまいそうだ。

『勧進帳』
歌舞伎といえば・・この作品が上がって来るのではないだろうか。
最近では、松本幸四郎の1,000回上演なんていうことが話題になっていたが、
今月は、歌舞伎十八番、成田屋、市川團十郎の『勧進帳』がメディアにもいろいろ取り上げられている。
私の中では、南座で上演された弁慶市川團十郎、富樫片岡仁左衛門、義経尾上菊五郎の舞台が1番!と思っているのだが、
今月の歌舞伎座はそれとはまた違った意味で大きさのある弁慶市川團十郎が見れる。相手の富樫尾上菊五郎が大きい。
二人は、常に距離をかなり広く取るのだが、その距離たるや、二人のにらみ合いが、迫力を増すものとなる。
これは、たぶん理屈、説明からはいろうとすると、まさにビギナーで見た妹のように??のほうが先にたちそうだ。
でも感覚で入れば・・といっても難しいか。
でもでもこの舞台やはり記念にのこる舞台になろう。

残念なのは、やはり最後はちょっとだけ・・弁慶飛んでいけない。
無理しないでと、思っているくせに。

『与話情浮名横櫛』
あら~さすが海老蔵。と後半は海老蔵ならではの与三郎になって、思わず相変わらずだなあ・・と思ってしまた。通称「源氏店 切られ与三」
松竹座で見た以来の海老蔵、菊之助による「切られ与三」だった。
それから比べ、菊之助のお富は、玉三郎の真似から独自性のものを演じていたように思ったが、一緒に見ていた母は「玉三郎にそっくりねえ・・」と。
そして与三郎については「前半は得意の役ね。でも後半は、綺麗だけど、今までにない与三ね」
と海老蔵大好きでありながら苦笑い。
とにかくなんともいいようがない。話題なんだろうけれど・・・。

『女伊達』
評判に対して・・あら良いじゃない。
芝翫さんころころちょっとお腹周りはきついけど・・踊りはさずが。
踊れてます。粋ですよ。
景色も華やかだし、最後立ち廻りの精鋭たちが傘もって出てくるし。
男性2名のうちの一人関西歌舞伎に名が出そうな「翫雀」だが、
いたるところで、もう一方の門之助に比べると江戸っ子気風で爽やか。

ちょっと「切られ与三」で新しい「与三」にであって驚いていたのを
落ち着かせてくれたかも。