花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

ウィーン版「エリザベート」

2007年05月17日 | ミュージカル
新宿コマ劇場 5月16日 17:00開演の部
大阪では、ウィーンと同じ上演だったそうだが、
東京では、会場の関係からウィーン・コンサート・ヴァージョンだそうな。
出演者はウィーン版のフルキャストとオーケストラ総勢70名だそうな。

公演発表された時には、見てみたいとも思ったものの、
会場が好きな劇場でなく、日本で上演されている「エリザベート」も数回しか見てないゆえ、強烈に行きたいわけではなかったが、センター6列目という席が買えることになり・・誘惑に負けて出かけた舞台だった。

何十年振りだろう?新宿コマ劇場に出かけるのは。
母がもらった美空ひばりの舞台にくっついていったのが最後か?
(古すぎる??)

残念ながら、トーとは、マテ・カマラスという方ではなかったが、
エリザベート マヤ・ハクフォート 
ルキーニ ブルーノ・グラッシーニ
ルドルフ ルカス・ペルマン
皇帝フランツ マルクス・ポール
皇太后ゾフィ クリスタ・ヴェットシュタイン
というメンバーだった。

トートはセカンドとかかれていたマルティン・パッシングという方だった。
(プログラム買ってなく、書き写しなので名前が違っていたらごめんなさい)

一番素敵だったのは、主役のエリザベート役のマヤ・ハクフォートさん。
すべての場面に無理がなく、歌が素晴らしい。
それこそ言葉が、字幕を見なければわからない状態ながら、その字幕を見ないでも
こちらの全身にビビッと旋律が走る歌声の素晴らしさ。

日本では女優さんになかなか目の行かぬ私だが、今回は何と言っても彼女!
そんな舞台だった。
コンサート形式というものの、今まで見た中で一番『エリザベート』という一人の女性の生き方をみたような気がした。
最後にトートに身をゆだね、死を受けいる彼女。
そしてその彼女を抱き上げ連れ去るトート・・簡単ながら拍手!!
また、元気いっぱい長いブロンドヘアーのシシィも可愛い。
やはり、人種の違いを痛切に感じて始まったエリザベート。
全てに違和感がなく見えてしまう。当たり前・・なのかもしれないけれど。
ドレスもウイッグも素敵だ。
東宝では、1幕最後、肖像画のなかにいるエリザベートの姿は、ゴージャス衣装だが
ウイーン版は、そこまでのゴージャスさでないゆえの清楚で美しくエレガントという気がしてみていた。
妙な誇張もなく自然に感じる舞台・・ただやはり舞台が狭い、小さい。
フルオーケストラが、舞台上にあがっているため、出演者の動けるスペースはかなり狭い。お気の毒と思ってしまう。
なぜ他の会場で?という気持ちもあるが・・客席の入りをみると・・阪急阪神東宝グループの手の内にある劇場でなければ赤字になってしまうのかも・・と。
ウイーンに行かなければ見れないと思いつつも、ゴールデンウィーク明けの平日12時や13時開演とは・・宝塚大好き、主婦層狙い?
そんなファンが沢山来ているんだ!と解ったのは、休憩時ロビーは、ちょっとしたシャメール撮影会。2,3人目立っていた。あとで聞いて、麻路さきさん(?)とだれだれ・・って私にはちとも解らない。
また帝劇の「MA」は今日昼だけかアンサンブルの方をみかけた。

と話がそれているが、元に戻して、
ルキーニ役の ブルーノ・グラッシーニ が、よかった。
イタリア人とか?
顔にイタリアちょい悪的インパクトはあるが、歌演技とも誇張されるでもなく楽しく狂言回し役になっており、途中の歌に日本語を入れてくれるサービスも。
だけど、カーテンコールで、片足を引きずっていたけれど大丈夫かな?

ルドルフ ルカス・ペルマン
さすがに人気者という好青年。カーテンコール何気に遊んでいるかんじ。
このルドルフという皇太子も感覚的には、東洋人が演じるよりしっくり絵になる。

トートだが・・どうしても山口トートが浮かんでしまうが・・今回のステージを見て・・今TVで放送されてるという東京會舘でのガラコンサートで「闇が広がる」を唄った、吉野圭吾と泉見洋平のコンビが思い出される。
本舞台で吉野圭吾トートは、まだないだろうが・・今回のマルティン・パッシングは、最初美輪明宏 に見えてしまった(笑)あげくにきゅんとしたお尻が可愛くセクシー。マテ・カマラスもみたかったけれど、よしよし。。。。と。
コメント (5)
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