花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

JAILBREAKERS ~ジェイルブレイカーズ~

2006年10月16日 | 芝居
東京グローブ座 10月15日 18:00開演

作・演出 G2

出演
 松岡昌宏:宮本銀平   
 須藤理彩:中川紗耶香  篠原ともえ:丸山杏
 河原雅彦:木内京介   コング桑田:刑務所所長 
 三上市朗:石上マコト  久ヶ沢徹:鬼塚看守
 植本潤:今川梅竹
 川原正嗣:土井刑事   前田悟:バーテン 他
 久保酎吉:調達屋の爺
 大高洋夫:山崎拓三


目の前で親友を殺され、その罪を着せられた主人公銀平は、小樽の刑務所へ。
親友・京介の最後の言葉「小包ボックス」中に隠された秘密を解き明かして無念を晴らすべく、脱獄を決意。
バンドを組み、鶴見刑務所で開催されるライブ本番の会場から脱走しようと計画を進める。

小樽の刑務所で出会う調達屋の爺。彼の協力を得て、メンバーを集めるが、混乱するリハーサル。
だが、親友が亡霊になって現れるという奇怪な出来事をきっかけに、
いつしかメンバー間に友情と音楽する喜びが芽生えてくる。
銀平になにかと力を貸す調達屋の爺と銀平の関係を知る刑務所所長。
衣装プランナーの紗耶香を巡る主人公と幽霊の不思議な三角関係。

そして、いよいよライブ当日。銀平が会場の様子を調べると・・
計画と思惑が違っていた。演奏前にしか脱走が出来ない状況だった。
脱走すれば、ライブ演奏はできない。その狭間に悩む主人公たち。
会場に張り巡らされた国家権力の罠。さて銀平たちは??

6時から15分の休憩をはさんで3時間弱。
今回東京グローブ座の座席は、舞台正面だけでなく、両袖にも4列の座席があり、舞台を囲む形で客席が出来ていた。
普通よりも舞台横幅は小さくなっているのだろう。
その横からみるXブロックという席に座った。

TVでしか、松岡昌宏は、見たことがない。今回初めて見る舞台だった。
いや~、上手い!楽しい。見せる人だ!と。
ジャニーズの面々は、なかなかだよ。と聞くが、まさにびっくり。
こんなにしっかりとした舞台を仕上げてくるのか!っと。
松岡以外の出演者もなかなかのもの。

河原雅彦が、木内京介を演じるが、殺されてから、幽霊で登場する姿はなかなかのもの。
植本潤の今川梅竹役もはんなりとした関西弁でエレクトロン演奏者としてキーボード奏者として演じる姿は印象的。

ロックコメディ。納得である。シリアスな場面があるものの、全体としてまさにコメディ作品だ。見ていて心地いい。
あっという間の3時間という感じだった。
最後もロックで聞かせてメンバー紹介もライブのりで松岡が一人づつ役者名を紹介。
G2が手がけた作品で今年見た中では、一番の出来のように思えた。
芝居の箱と演出と出演者のバランスが、良かったのではないだろうか?

ほんとジャニーズってあなどれない!と、佐藤アツヒロ、滝沢秀明をみて、今後「松岡昌宏」もはずせないかな?なんて想いにさせられた。