花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

ペテン師と詐欺師

2006年10月07日 | ミュージカル
誰か出演者が雨と仲良しなのか?
本日の雨と強風はすごかった。
モノレール大丈夫かな?と朝からちょっと心配だった。
仕事を終えて、強風のなか天王洲銀河劇場へ向う。

演出:宮田慶子 翻訳:常田景子 
訳詞:森雪之丞
音楽監督:甲斐正人 振付:前田清実  
装置:松井るみ 照明:勝柴次朗
衣裳:小峰リリー ヘアメイク:武田千卷
声楽指導:北川 潤 音響:山本浩一 
演出助手:小川美也子

舞台監督:渋谷壽久

「ブロードウェイミュージカル『ペテン師と詐欺師』」
ミュージカルなのだけれど、芝居が、とにかく面白かった!
イギリス人詐欺師 ローレンス・ジェイムソンを演じる鹿賀丈史
アメリカ人ペテン師フレディ・ベンソンを演じる市村正親
なんどとなく声を出して笑ってしまった。
二人の対比が個性的で、喜劇とは・・といわんばかり笑わせてくれる。
面白かったです。面白い・・・。

知的で巧みな話術と、洗練されたルックスが武器のローレンス
ジャッカルという異名を持つ、長年ケチな詐欺師フレディ
昨日5日「「天王洲銀河劇場」の10月6日(金)のグランドオープンに先がけて、こけら落とし公演となるブロードウェイ・ミュージカル『ペテン師と詐欺師』に主演する鹿賀丈史(55)と市村正親(57)によるテープカットが行われた。」と、年齢が出ていたが、またこれが年齢をまったく感じさせない、いやこの経験年齢があるからこそ劇場全体を楽しさで一杯にしてくれているのかもしれない。
私は、6時半から15分の休憩をはさんで9時20分?(予定では終演時間9時15分)と手放して楽しんでしまった。

「ダンス オブ ヴァンパイア」で、老教授で若手演じるアルフレートを引っ張っていた市村さん。今回は、ご自身がはじけまくっているかのようだ。
役に年齢設定は必要ない!そんな気になってしまった。
 今回の役どころは、彼が、共演している若手藤原達也君や、先日のアルフレット2人が演じてもそこそこ楽しいのではないか?って思わせてくれる若々しさが一杯だ。
(楽までに疲れなきゃいいけど・・って、アブロンシウスプロフェッサーは、2ヶ月演じていたとき、時々疲れを感じたのだが・・)
また、めったにみることのない鹿賀さんの3枚目ぶりに開幕早々に噴出してしまった。キザでかっこいい・・それが3枚目をなにげに演じるのだすから・・爆笑というより「プスッ」って最初は、ふきだしてしまうかんじか。
 ジキルとハイドの前にこれを見てしまったら・・・「ジキルとハイド」のときにローレンス思い出して笑ってしまわないだろうか?大丈夫だろうか?って・・。
(まぁ、ありえないことだけど)

今回舞台は、パステル調で明るく可愛い。衣装もそれに良くあっていると思う。さらに照明が優しい色合いで、音響のように効果をあげる。
そしてなんといっても、この規模の劇場にしてこのオーケストラは、贅沢なかんじだ。ホリプロが「銀河劇場」オープンに力入れてるのが、おもいっきり感じられる。
(今日は、センターブロック後方は、主催者側関係者のかたが多かったのだろうか?
公演終了後も軽い打ち上げがあるようでロビーのカウンターにプラ皿のオードブルが並んでいた。)

さてメインキャスト女性3人のうち、出番の短かった高田聖子さんだが、さすがに劇団☆新幹線仕込み?インパクト一番!石油であてたオクラホマの大金持ちの娘をはじけまくって(?)見せてくれる。

愛華みれさん、大金持ちの未亡人だったのか。雰囲気はローレンスより年上の雰囲気が、ときどき感じられる。もと男役色が残ってみえるところが年上っぽさをかんじさせるのか?

奥菜恵さん、歌は、ほとんど記憶にないのだが、鹿賀さんと市村さんに引っ張られて、清楚な雰囲気とそうでない雰囲気がかなり面白い。

とにかく今回は鹿賀さんと市村さんのコンビがなんといっても一番のみどころだ。

そして、私の目は・・チラシのときから野沢 聡さんと東山竜彦さんが気になっていた2人にも。
登場して直ぐに、いたいた・・って、ついついセンターにいるローレンスやフレディから視線をはずし、2人をそれぞれ見てしまう。
東山さんは、やはりヴァンパイアであれだけ踊っていたので今回は少々物足りなさを感じるものの、やはり綺麗!って贔屓目か?
野沢さんもちょとおいしい場面があって・・ついそちらに目が行ってしまう場面がある。
またこの二人が同じ姿で登場したのには・・個人的にはなんともうれしい限り。

この公演できればもう1回位増やしたいな・・って思ったのだが、チケット代が高い!安いほうが4000円ならって思いながら・・今回も観劇は、3回!
我慢、我慢!!・・・我慢できるかなあ(笑)
他の芝居との兼ねあいをみつつ・・財布と相談?
とにかく後は、楽と、前楽の2回。

今日は、カーテンコール・・初日で予定回数よりも多かったようで、最後にあわてて出てきてくれた(?)市村さんと鹿賀さん、そして鶴見さんと愛華さんさらにアンサンブルさん・・
奥菜さんと高田さんさんはすでに楽屋に入ってしまわれたのかお姿なしだった。