友達から再びアッキー(中川晃教)が、モーツァルト を演じると教えてもらったのは。
その後いろいろな公演でチラシのなかに「ロックオペラ モーツァルト」の公演の案内をみました。
が・・なんだか最近は、国内のミュージカルに行く気が起きず、『ロックオペラ モーツァルト』
も行く気になっていなかったのですが・・
『演出:フィリップ・マッキンリー』ってあって、あれっ?これってあのスパイダーマンの演出家じゃん!
あのTha USAのような、ロックできめまくっていたミュージカルの人だ~。
その人がロックミュージカルですか。フランス版とはいうものの、アメリカ人が演出かあ。
スパイダーマンのあとに来た作品だし・・と2月に入ってからチケットを購入。
会場は、シアターオーブ。今までは3階のテラス席しかみてなかったけれどはじめて2階席を購入。
そして今回の公演は、主役となるモーツァルトとサリエリを、山本耕史と中川晃教が、相互で演じるという。
またAKB48の秋元才加が出演とうことが話題だったのかな?
そのほかに高橋ジョージが父親レオポルト・モーツァルト でミュージカル初出演ということだったのだが・・
11日17時からの部を見終わって・・
最初に思ったのが・・プロデューサーだった松田 誠(ネルケプランニング)と言う人の男気。
勝負に出たか?って思うようなこの短期間公演でペイできるのか?再演ももくろんでではないのか?とおもうような豪華なセット・・の前になんといっても演出家フィリップ・マッキンリーを持ってきたなあ。ってこと。
こんな短期間じゃ東宝もホリプロもフジTVだってこっこまで金かけないだろう?って。
松井るみさんも思いっきり腕をふるったか?って豪華な美術。
いや~。で演出と美術がとにかくすごいインパクトで(笑)
照明によっては、そこでダンサーがフライングするんじゃないか?なんてね。
やはりなんとなしにスパイダーマンを感じてしまうのは、こちらの先入観なのでしょう。
それに出演者では二期会の北原瑠美さん起用したことにちょいっとびっくり!!
昨年日生で「フィガロの結婚」 の奥様だった方じゃないですか!!
やっぱりいいわ~~~って(笑)ロックに正々堂々対抗してモーツァルト 聞かせてくれてました。
ってほんと作品そのもの云々よりも、これをやった松田 誠さんが面白い!!なって。
作品は実は、アッキーのモーツアルトで山本耕史さんのサルエリだったのですが、失敗だったかなあ。
逆がよかったかも。
いえモーツアルトは、近頃ミュージカルに出ている西川貴教とか松岡充でみたかったかも・・なんて思うのは私ぐらいでしょうねえ。
とにかく中川晃教さんは、東宝のモーツアルトが印象強くその印象もあってか、この作品の作りではつまらないのでした。
父親であるジョージさんもわるくないのに市村正親さんが脳裏に浮かんできてしまうし・・。
唯一コロラドのコング桑田さんは、イメージどおりでよかったんですけどね。
お気に入りは、ヨーゼフ二世の酒井敏也さんのわがままぶりというかこんな奴国の上のほうにいそうだよねって。
フランス作品といいながら、ブロードウエィの派手!ガンガンのロック?!で、きそうなとこころやっぱりモーツアルトだし・・って作品に敬意をはらって(?)ちょっち中途半端。
もうちょっとロックガンガンでエキサイティングにきめてもよかったんじゃないの?と思ったりして。(笑)
この日カーテンコールにフィリップ・マッキンリーさんの登場にはびっくり。って考えればいるかもね。っていう初日公演だんですよね。
フィリップ・マッキンリーさん感極まっていたような?スパイダーマンのあとに2本話がきていたそうだけれど、それはことわり、これがスパイダーマンのあとすぐの作品になったんだそうな。
シャイな雰囲気がよかったです。
ってそれが一番のお得だった私です。
そういえば、運命 (Destiny) …運命を象徴する化身ってことで鶴見辰吾さんがでてたんだけど・・これはイマイチでした。衣装のせいでしょうか?存在が感じられませんでした。いなくてもいいんじゃないって。