セレヤの山の下で

静岡県内の小さな旅、植物などを紹介しています。

興津宿から江尻宿へ/旧東海道の旅

2011年04月30日 | 旅、ウォーキング
興津宿から江尻宿はほぼ1里です。

興津宿は江戸から数えて17番目の宿場です。
本陣(東、西)2軒、脇本陣1軒、旅籠が24軒あったといいます。
東海道と甲州を結ぶ「塩の道」身延道の基点でもありました。

江尻宿は宿場のほか、清水湊の海運でも栄えた町です。
本陣3軒、脇本陣3軒、旅籠が50軒ありました。
武田信玄が江尻城を建て、城下町だったこともあります。



興津駅を出てすぐの道。バイパスができるまでは、ここが国道一号線でした。




交番の横が宿場公園になっています。
旧東海道の道標がありました。




本陣のあとはもう残っていませんが、脇本陣水口屋は近年まで旅館を営んでいました。
現在は地元企業の研修施設となり、一部が資料館となっています。






先日、さわやかウォーキングで朝鮮通信使の方々が出発した清見寺(せいけんじ)。
撮影はこちらの方が早いのですが。




明治の元老、西園寺公望公が大正8年に建てた、座漁荘(ざぎょそう)。
これは平成になって復元されたもので、オリジナルは明治村にあります。




江尻に向かう途中の空き地に、カキツバタが咲いていました。




途中、江戸時代の松並木の松が1本だけ残されていました。
写真は興津方向を向いて撮影しています。




清水市内に近付いて行くと、道が分岐しています。
左側は旧国道一号線、右側は旧東海道です。



分岐点にある「ほそいの松原」です。
旧東海道の道沿い360メートルに206本の松が植えられていて、
「松原せんべい」を売る茶店があったと伝えられています。
松は太平洋戦争のときに航空機燃料とする松根油をとるため、伐採されてしまったそうです。




やっと見つけました!道の奥のほうに看板がポツンと・・・・
江尻一里塚跡です。




秋葉道入り口です。
これは遠州の秋葉神社への道ではなく。清水の秋葉神社への道です。
でも、看板だけで石碑があるわけでもありません。




こちらも看板だけの東木戸跡。




宿場中心部へ続く道。
廻船問屋も立ち並んでいたようです。







この道は「江尻から府中へ<前編>」へ続きます。
この旅は4月20日に行いました。
次回はいよいよ大井川越えをご紹介いたします。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ココですわw♪ (ten-umi)
2011-05-01 20:22:51
アハッ!
ここの近くの駿河健康ランドが釣りのお宿
にしていますわw♪
良い町ですよねェ~
テン
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テンさんへ (haru)
2011-05-01 22:19:32
こんにちは、コメントありがとうございます。

興津川の横にあるところですよね。
以前、小火騒ぎがありませんでしたか?

でも、食事はおいしそうでした。
釣り、頑張ってくださいね、期待しています。
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