セレヤの山の下で

静岡県内の小さな旅、植物などを紹介しています。

特定外来種にご注意を

2014年05月21日 | 地球のこと

オオキンケイギクが咲きはじめましたね。



撮影2013年5月12日
キバナコスモスに似ていますね


撮影2011年5月21日
葉がコスモスとは違います


撮影2012年5月26日
群れて咲いています


撮影2013年5月12日
土手にたくさん咲いています
こう見るとキレイですね


このオオキンケイギクは「特定外来生物」です
法律で栽培が禁止されています


外来種とは

その地域にいなかったのに、人の活動によって、作為、無作為に
他の地域からその地域に入ってきた生物のことです
渡り鳥や海流に乗って移動する魚類は外来種には含まれません



マガモ
これは外来種とはなりません


他の地域とは日本国内のことではなく、外国をさします
環境省では、明治時代以降に日本に来た生物を「外来種」としています
外来種のほとんどは人が意図的に輸入しました。
その中にはペットや農作物のように生活に欠かせないものもあります

しかし
地域の自然環境を壊し、生態系に大きな悪影響を与えるものもあります
それを「侵略的外来種」と言います
特にその危険性が高いものが「特定外来種」に指定されています
そこまでいかなくても、強い影響を与えるものを「要注意外来種」としています



カダヤシ
この魚も特定外来種です



セイタカアワダチソウ
これは要注意外来種です



特定外来種については以下の行為が禁止されています
●飼育、栽培、保管及び移動
●野外へ放つ、植える及びまく
●譲渡し、引渡し、販売する

これに違反すると
状況によっては以下のような罰則があります
個人の場合  懲役1年以下もしくは百万円以下の罰金
法人の場合  五千万円以下の罰金



特定外来種を見つけたら

許可なく運搬(移動)ができませんから
捕獲せずに、その場所の管理者、もよりの行政機関に連絡します
そのまま放置することも選択肢の一つです



特定外来種の駆除については

哺乳類、鳥類以外は誰でも自由にできます
しかし生きたまま持ち帰ることはできません
植物については特に注意が必要ですね。切り花として持ち帰ってもダメなんですよ



※詳しくは下記サイトをご覧ください。
外来生物法について

ミドリガメが「特定外来種」指定へ動き始める

2014年02月05日 | 地球のこと

ミドリガメ、本名「ミシシッピアカミミガメ」が
特定外来種に指定される方向で検討されているようです



駿府城のお堀


カメそっくりな石に乗るミドリガメ


ミシシッピアカミミガメは
ヌマガメ科に属するアメリカ大陸出身のカメで
多様な水域に生息します

愛玩用に輸入されたものが遺棄されて
全国に広がったもので

日本在来のカメ類との競合
卵の捕食による在来のカメの数の減少
などが問題となり

藻類や水草、水生昆虫
ザリガニ、エビ、貝類、小魚(メダカなど)
水中のほとんどのものが食料となるため
日本の生態系への影響が深刻になっています


特定外来種に指定されると

飼育、栽培、保管及び運搬
輸入
野外へ放つ、植える及びまく

ことが基本的に禁止されます
許可を得れば可能です

違反すると
状況によってはかなりの罰則が科せられます

個人の場合
懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金
懲役1年以下もしくは100万円以下の罰金

などになるばあいもあります

許可の出し方
飼えなくなったカメを引き取る方法
なども、現在検討中だそうです

まだ決定したわけではありませんが
環境省が動き始めているようです

現在飼っている方、逃がしたりしないでくださいね

富士川の地層

2013年10月05日 | 地球のこと

富士川の河口近く
川岸に地層がむき出しになった場所があります



地層の中にあった炭化した木から
その地層が16000年ほど前のものであることがわかっています


炭化した樹木


下は川底の砂礫
一番上は溶岩が冷えて固まったものです










花のブログです。
よかったらご覧ください
「富士の国の花々」
今日はヤブマメを紹介しています。


石ころ教室/富士川河原

2013年10月02日 | 地球のこと

9月29日
富士市の富士川(ふじかわ、と読みます。川は濁りません)で
富士自然観察の会の
「富士川の地層・石ころ」という勉強会がありました



富士川河口近くに
川に向かって露出した
1万年以上前の地層があります

この近くで石ころを集め
石の成り立ちを勉強しました


川の土手で富士山の成り立ちのお勉強



河原に降りていきます



河原には大小の石がたくさんあります
丸い石や平らな石を探します
子供だけでなく、大人も夢中・・・





いろいろな石が集まりました
黄色いTシャツの方が先生です

石のでき方を学びます
石は3種類に分けられるそうです





1、溶岩の中で熱せられた石
2、川に運ばれ海に落ちて重なって地層となり
3、それが強い力で押されて波型に曲がりくねり圧縮される

この3種です



そして1万年以上前の地層で



勉強が終わり、それぞれが思い思いに復習中



とても有意義な時間でした






花のブログです。
よかったらご覧ください
「富士の国の花々」
今日はホトトギスを紹介しています。


ビキニ・デー

2013年03月01日 | 地球のこと
今日はビキニ・デーです
昭和29年(1954)、静岡県焼津漁港所属の
遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が、
南太平洋のビキニ環礁で被爆したのです。

この日、ビキニ環礁では
アメリカの水爆実験が行われていました。

アメリカは危険水域を設定し、
第五福竜丸はその危険水域の外で操業していたのですが
アメリカ側の計算ミスによって
被爆してしまったのです。



この写真は2012年10月27日に焼津市小川港で撮影しました。
記事とは関係ありません。


詳しくは以下の記事を参照にしてください。

第五福龍丸/被爆した漁船

侵略的外来種

2011年06月27日 | 地球のこと
自然大好きな私としては、ちょっと考えてしまう分類です。
侵略的外来植物というのは、
その地域に本来自生している植物に、大きな影響を与える外来種のことです。
外来植物とは、
人間の手によってその地域に入れられた植物のことです。

植物に限らず、生態系は長い期間をかけて、バランスを造ってきました。
外来種の中には、その生態系に悪影響を与えるものがあります。
生態系のバランスを崩し、希少な生物を絶滅させてしまいます。

絶滅危惧種「サワトラノオ」

撮影2010年5月14日

準絶滅危惧種「ノウルシ」

撮影2011年4月11日


生態系に悪影響を及ぼす可能性のある外来種の中でも、特に大きな被害を与え、生態系を崩す可能性が非常に高いと懸念されるものを
「特定外来生物」として指定し、
その飼養、栽培、保管、運搬、輸入等について規制(禁止)をし、
必要に応じて国や自治体がその外来生物の防除(駆除)を行うことになっています。


特定外来生物に指定されている植物は以下です。
栽培しないように注意してくださいね。見つけたら抜いてしまうほうがいいのでしょうが・・・・・

オオキンケイギク
ミズヒマワリ
オオハンゴンソウ
ナルトサワギク
オオカワヂシャ
ナガエツルノゲイトウ
ブラジルチドメグサ
アレチウリ
オオフサモ
スバルティナ・アングリカ
ボタンウキクサ
アゾラ・クリスタータ

特定外来植物「オオキンケイギク」

撮影2011年5月21日




また、特定外来生物に指定されていなくても、生態系に悪影響を及ぼす危険性が高い植物を
「要注意外来植物」として指定しています。
その数は非常に多いです。以下のような植物が含まれています。
こちらも栽培などしないように注意しましょう。

セイタカアワダチソウ
ハルジオン
ムラサキカタバミ
外来タンポポ種
コマツヨイグサ
ランタナ
ホテイアオイ
ヒメジョオン
セウヨウヒルガオ
ハリエンジュ
キショウブ
チョウセンアサガオ
キクイモ
イチビ
メマツヨイグサ
ヘラオオバコ
イタチハギ
オオアワダチソウ

要注意外来植物「セイタカアワダチソウ」(奥のほうの黄色い穂をつけた植物です)

撮影2010年11月14日


撮影2011年5月25日

要注意外来植物ランタナ

撮影2011年6月22日

要注意外来植物イタチハギ

撮影2010年5月16日


砂漠化を防ぐために

2009年12月18日 | 地球のこと
地球の砂漠化を防ぐために、なにができるのでしょう?



緑を増やす。
この一言に尽きる?
グリムスや緑のgooなどの活動も、その一環だと思います。
時々、砂漠に植物を植え緑を増やす、という妄想をだきます。

植物は好きだから、植えるスペースがあったら植えて行きたい。
砂漠には広大なスペースがある、などと考えたりします。


※写真は鳥取砂丘です。
フリー画像素材EyesPicのフリー素材を使用させていただきました。


エチゼンクラゲ

2009年11月19日 | 地球のこと
地球温暖化の影響なのでしょうか?

最近は毎年エチゼンクラゲの大量発生のニュースを目にすることが多くなりました。
エチゼンクラゲは日本海側で多く見られ、被害も日本海側に限られていましたが、
今年はどうも様子が違うようです。

太平洋側でも大量に確認されています。
しかも、傘の直径が2メートル近くにも達する大型のものが。
目撃された海域も、東北、関東、そして、伊豆半島にも達しています。
そればかりではなく、北海道の北側でも発見されているそうです。



エチゼンクラゲはビゼンクラゲ科エチゼンクラゲ属のクラゲで、プランクトンをエサにしています。
大きさは、本来40センチから100センチ程度なのですが、今年はそれより大きな個体が多数発見されています。
触手の長さは5メートル近くにも達する個体もあるようです。
この触覚には毒のあるトゲがあり、刺されると人間でもかなりの痛みと皮膚の変化がみられます。

中国の黄海で発生し、海流に乗って日本海沿岸に姿を現します。
海温が15度を下回ると死んでしまうため、いままでは津軽海峡にまで達することはありませんでした。
ところが、今年は津軽海峡付近の海温は18度あるのだそうです。

巨大化しているのも、海温が高いため、エサとなるプランクトンが豊富にあり、
天敵の魚が人間の乱獲によって、減少しているのも原因のひとつではないか、
と考えられるそうです。

エチゼンクラゲは、海から人類への警告かもしれませんね。


※写真は写真素材 [フォトライブラリー]のフリー素材を使用させていただきました。

植物を増やそう!

2009年10月10日 | 地球のこと
食物連鎖

今日はグリムスキーワード(?)の「食物連鎖」のお話。
でも、成長した木にも「お客様」は来てくれるかしら?

人は食物連鎖の頂点に立つ、とよく言われます。
雑食ですからね、なんでも食べますものね。

植物は生きるために他の命を犠牲にすることはあまりありません。
寄生植物や、食虫植物などもありますけど。

地球に植物がなかったら、動物も誕生しなかったことでしょう。

植物の寿命についても考えたりします。
一年草がある一方で、樹齢1000年を超える樹がありますよね。
樹にも寿命があるのでしょうか?










※写真はイメージです。
フリー画像素材EyesPic(稲、バッタ)と写真素材 [フォトライブラリー](スズメ)のフリー素材を使用させていただきました。


植林

2009年10月03日 | 地球のこと
CO削減の話の続きです。
グリムス関連です。
CO削減の話では、リス君が遊びに来てくれました。(CO削減に反応したわけではありませんが)

植林。
今、あちこちで木を植える運動、植林が行われていますね。
私のブログにも、「緑のgoo」「グリムス」2つの植林活動のブログパーツを利用しています。

「緑のgoo」
検索することで木が植えられていきます。100回検索で1本の木が植えられます。
私は検索する時は、ほとんどこれを利用しています。ほかの方のブログのも利用したことがあります。

「グリムス」
ブログの記事を書くことによって、木が生長し、大人の木になると、どこかに木が植えられます。
ほぼ半年で大人の木に成長するようです。
一日に2回、3回と記事更新している人は、もっと早いと思います。



日本の国内でも、公園などの整備が進んでいますね。
空き地に植物の種を撒くこともしているようです。

空き地、ガーデニング用に人に貸したらいいのに、なんて思いますが、
その空き地が建物や駐車場などを作るため、工事がはじまると、その植物が抜かれて捨てられてしまうので、あまりいい考えではないですね。