goo blog サービス終了のお知らせ 

生のユーザー声を届けるハーモニーblog

Webアクセシビリティに関連するユーザーの声を届ける

行政のWebサイト・コミュニケーションは?

2005年06月13日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

Webサイトの利用で今後考えていかなければいけないと思うのは、Webサイトを介してのユーザーとの
コミュニケーションのあり方だと思っています。特に、行政の市民に対するサービスとして、Webサイトを介してのコミュニケーションは、なくてはならないものでしょう。
なのに・・ですよ、それがなかなか充実が図れていない現状が、様々な点から強く感じています。

そこには、色々な角度から検討されるべき問題があるのかと思いますが、今日はあえてWebサイトのアクセシビリティ、ユーザビリティの視点から、視覚障害者から届いたコメントからその問題にちょっと触れてみたいと思います。

板橋区在住の50代の中途視覚障害者(ハーモニー会員)のSさんからのメール
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
板橋のSです。今日は配慮の足りないHPの例として板橋区の、各課への
メール問い合わせのHPについて少し問題があるのでそのことについて書いてみたいと思う。それぞれの課の説明と「ページを見る」「メールを送る」のリンクがずらずらと並んで出くる、つまりめりはりなく読み上げられるので、この「ページを見る」「メールを送る」のリンクが前の課のものなのか後の課のものなのか判断しづらいのです。これなどは少し配列に気を配れが改称できると思われるのですが、如何。という検証の結果です。以下、音声ソフトではどう読んでるかの例示です。

「区の組織のご案内担 当 課主 な し ご と政策経営部ページを見るメール
を送る政策企画課区政の総合的企画調整ページを見るメールを送る財政課財政計
画、予算編成ページを見るメールを送る広聴広報課「広報いたばし」などの発行、
区政についての要望などの受付、各種相談ページを見るメールを送るIT推進課
コンピュータ処理業務、IT(情報技術)化の推進ページを見るメールを送る区政
情報課情報公開、個人情報保護、区政資料室、有償刊行物ページを見るメールを
送る国際交流課国際交流推進(板橋区文化・国際交流財団交流課)ページを見る
メールを送る公文書館板橋区に係わる歴史的価値のある資料の公開、歴史・民俗
学の貴重な資料3万5千点を有する桜井徳太郎文庫を併設総務部ページを見るメー
ルを送る総務課庁中取締、条例規則の制定・改廃、ボランティア・NPO活動の推進、
統計調査ページを見るメールを送る人事課職員の人事・給与・福利厚生・人材育
成・研修、区職員の募集ページを見るメールを送る契約管財課区が行う工事など
の契約、区有財産の管理、公共用地の買収、庁舎の管理ページを見るメールを送
る課税課住民税の賦課、原動付自転車の登録、自動車仮ナン」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と言うことです。このように音声ユーザーを通してしか気がつかないことも検証していくことは、これから公的な機関には必須事項になっていくことと思います。
また、視力が普通にある私がみても、例題のページは見やすい、とはいえない感じがします。
一工夫して欲しい、行政の窓口ページの例でした。


東大最先端バリアフリーシンポジウムで

2005年06月07日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

つい先日、東大最先端科学研究センター バリアフリー・プロジェクト主催の
「バリアフリー特別シンポジウム」へ参加してきました。3人の研究者のパネラーのお話があり、その後質疑応答の際に、参加していた車椅子に座った、言語障害も少しある男性が質問ではなく、自分の経験談を話しはじめました。その内容が、このシンポジウムを締めくくってくれるような、とても素晴らしいお話でした。早速、彼の許可もいただけましたので、以下へ紹介したいと思います。

「僕は、旅行が大好きで一人でも色々なところへ旅行に行きます。先日、青森のほうへ旅行に行きました。ある駅で電車の乗り換えがわからず、駅員へ尋ねました。そうしたら、僕は言語障害があるので、駅員はなかなか理解できませんでした。そこで何度か確認の質問を駅員が僕にしてきますが、その駅員は青森弁がきつく、逆に僕も何を言ってるのかわからなく、お互いにコミュニケーションがとれず、ほとほと困ってしまいました。そんなときに、先ほど話したような
ユビツキーのような商品が各駅に設置されていたら、簡単にお互いの意思を疎通することができるのに・・・」
(彼のユーモアたっぷりのしかも的をえた話に、会場皆さんから笑いと拍手が起こりました。)

(補足)
ユビツキーという商品は、もともと盲聾者用に開発された、指点字を誰でもができるように開発された、手に持てるグリップ式のコミュニーション機器。
詳細は http://www.j-ecology.co.jp/eco5-2.htm でご覧ください。

これは、言語障害をもつユーザーだからこそ、気がついた新しい視点だと・・感心しました。
せっかく開発された、ユビツキーはイマイチ売り上げがのびないということが、研究者の中から発言があったので、彼のこのコメントがあったのですが、福祉機器は苦労して開発されても、その後のマーケティングが不十分で、開発されておわりというのが結構あるのではないでしょうか?様々なユーザーの声を聞き、新たな使い方、また口コミ的な広がりをどんどん活用していかなければ、せっかくの商品も死んでしまい、苦労がむくわれないのでは・・とこの彼の一言で、強く感じました。
やはり、キーワードは「ユーザーの声」ですね。

webのユーザーテストにも、これはある意味同じことが言えると、思っています。


ユーザーテストってどうよ?

2005年06月06日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

さて、前回書きました総務省で実施されています「公共分野におけるアクセシビリティ確保に関する研究会」において、ユーザー評価を各段階で導入することが好ましいということで、策定されていました。

評価モニターは障害者(1名は音声読み上げソフト利用者)、及び高齢者の合計3名程度で・・ということでしたが、エッ!とここで思いました。こんな程度のモニターで本当に評価できるの?とまず思いました。それに評価テスト実施者というところで、行政の担当職員などと言う案もあがっていました。この職員が、アクセシビリティの知識プラス、かなり障害者のパソコン操作方法やコミュニケーションのとり方などの現状を把握していればいいですが、普通の環境の方を見るときのような感じでは決してテストはできないと言うことが、どうも話を伺っていると、まだ認識されていないようでした。

ハーモニーでも、簡易なものですがユーザーテストをする機会がありますが、そんなに簡単なものではないと思っています。視覚障害者でも操作的なもののレベルで、お寿司じゃないですが、松竹梅とユーザーさんをバランスよくそろえないと、偏った結果を生む可能性があります。せめて音声ユーザーのモニターさんは最低で3~4名は必要です。そのユーザーが操作を知らなくてアクセスできないのか?それとも、操作性には問題がなくアクセスできないのか?の見極めも必要になります。それとユーザーテストの何よりも良いのは、ユーザビリティと言う観点からも、とても参考になる結果が導き出せることかと思います。これは、一般の方々にも快適な、ユーザビリティを引き出せることとも重なることが多いです。

一般に、まだWebサイトのユーザーテストはまだ一般的なものにはなっていなく、よくわからない?
またコストがかかり過ぎるのでは?時間的に作業サイクルに無理があるのでは?等々、不安や疑問あるようですが、簡易なユーザーテストでも実施しないかするかではまったく結果は違ってくるように、実際経験したものとしては感じることが多いのも事実です。

ちょっと、そのへんで実際の視覚障害者のユーザーテストの様子を体験・見学してみたいというような方があれば、お気軽に声をかけていただければ、アクセシビリティなサイトが増えることですので、ぜひ協力をして行きたいと思っています。




総務省で研究されてることは?

2005年06月03日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

さて、先日総務省で現在行われています「公共分野におけるアクセシビリティの確保に関する研究会」という、研究会を傍聴してきましたので、そのことについてちょっとリポーをしたいと思います。昨年のJIS化を受け、今後、それぞれの公共機関(とくに地方自治体)が、Webアクセシビリティを、きちんと導入し運用していけるようにするには?をどうやら研究しているらしいです。結構、普通の何でもないものが、総務省など官庁にいき、いかめしいガードマンの説明を受け入管許可を書くだけでも、なんとなく緊張してしまうのですが、結構、その研究会の会議室に入ってしまうと、そんなに緊張する雰囲気ではなかったので、ホッとしました。以外にこういった会を傍聴できるなんて知らない方も多いのではないでしょうか?ぜひ、興味のある方は1度足を運んでみたらいかがでしょうか。

会議が始まりお話を聞いてまた、非常に身近に感じました。まだまだ、確かに研究段階でこの私にも、十分理解できるレベルのものでした。この日は、アクセシビリティ確保のためのJISをもとにした、優先順位をレベル1、レベル2にわけ最低クリアしてほしい基準をチェックシートを使い、地方自治の担当者また請負業者にもわかりやすくするということ、またユーザテストの導入に方法などの案が話し合われていました。

そこで、問題になっていたのが、レベル1とレベル2の分け方でした。仮に策定されているシートがあり、それをもとに委員の方の意見を聞いていました。どちらかと言うと、作り手の工程の手間を中心に考えた分け方(作り手中心)で合ったので、委員の中から様々なユーザーが最低アクセスできる基準を考えた分け方で・・と意見が出始め、再度考え直すことが決定していました。考え直していただけるようで、とにかく良かったと思います。

この会議には、わずか一人、視覚障害者で著名なスーパーマンみたいに優秀な全盲の某教授が委員で参加していますが、他に障害者らしき人はいませんでした。また、傍聴席にも障害者自身の姿は見えません。そして正直いってリードしていく総務省の方も障害者ユーザーの実際の問題点を、書かれた本だけでわかってるのではなく、生で理解してる様子もないのが、話の端々から見えてきます。せめて、もっと当事者の意見を上手く取り込める研究会にできないものなのかしら?と・・また当事者でこういったことに関心のある方は、ぜひぜひ、積極的に傍聴席にでも参加してほしいな~と思ったりしました。

次回は、ユーザーテストのお話を少し書きたいと思います。

三井住友銀行でちょっとインタビュー

2005年05月29日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

さて、大手銀行さんも、いよいよアクセシビリティ・ユーザビリティということを踏まえて、web サイトのリュニアルをスタートしだしたようですね。その最初ともいうべき「三井住友銀行」さんへ、先日私用で、自分の少ない財産をどうしようか?と投資信託の窓口へ行ったときのことです。何度かお世話になっている、若い(30歳になってるかな?)担当者さんへ、一通り相談を終えてから、

Q「ところで、最近、御社のWebサイト、文字を大きくしたり、使いやすく一新なさったじゃないですか・・実際、なにかお客様から反応ありますか?利用者が増えてきたとか?」

A.「そうですね?私のところでは、これといって、まだ別にお客様から特別にそのことで、なにか感想を言われたとか、売り上げが一気にどうとかということはないのですが、Web上の使い方をお客様へ窓口で教える時に、私自身が見やすくなって教えやすいんですよ・・」ということでした。

私は、これを聞いてふう~ん面白いな・・と。これって、アクセシビリティ・ユーザビリティに配慮することによって、こんなに若い方へも、操作指導がしやすく見やすくなったと言うことを、とてもよく証明しているんではと思うのです。株をはじめ投資にハマッテル方には、結構、定年退職をされたばかりのサラリーマンも多いように思うので、このシニア層に使いやすいサイトは、やはりどの金融機関を使うか?という選択の基準にも、これからはなってくるんだろうな~と思ったりしています。

次回は、現在総務省で行われています「公共分野におけるアクセシビリティの確保に関する研究会」というものを、傍聴してきての報告や感想など書きたいと思っています。お楽しみに!

シンポジウム終了!しました。

2005年05月27日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

盛況にて25日のWebアクセシビリティ・シンポジウムが無事終了しました。超満席で活気あふれるシンポジウムで、主催者としてほっとしています。お越しいただいた皆様ありがとうございます。
また、残念ながら、満席でお断りしてしまったお客様には、現在、当日の様子を録音からユーザーの声をテキスト化しておりますので、後日バッチリ、ハーモニーサイトでアップいたします。どうぞお楽しみに!やはりユーザーの声にまさる勉強はない!ということを実感した1日でした。

Webアクセシビリティ・シンポジウム、いよいよ明日!

2005年05月24日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

昨年12月から準備を進めてきました、Webアクセシビリティ・シンポジウム「私にも使えますか?」が、いよいよ明日になりました。昨年6月20日にWebアクセシビリティのことがJIS化されてから、火がついたように、あちらこちらで、関係者がシンポジウムやら、セミナーを開催しだしたので、私自身も色々勉強のため顔を出してみました。ただ、どの会でも、とても疑問というか?物足りなかったのは、生のユーザーの声が聞ける場がなかったことです。そんな思いを、ふつふつとさせていたころ、今回、協力してくださっている実行委員の皆様などとも縁もあり、「ユーザーの声を届けるシンポジウムを開催したいのですが・・協力いただけますか?」と何人かに声をかけてみたことがきっかけで、今回、本当に実現する運びとなったのです。「有料で本当に人が集まるの?結構他では無料でしてるところも多いよ・・」などと言う意見もあり、本当に蓋を開けて見るまで、不安というのが本音でしたが、宣伝を始めたとたんに、満席状況になり、私自身があまりの反応の良さにビックリしています。

ということは、関係している業界の方がたも、やはり皆さんユーザーの生の声も無視はできない!と思ってくださっているんだろうかと思うのです。アクセシビリティはそういった多くの人々の「ハーモナイズ」で広がり、理想の形になっていくのかと私は思っています。

意味あるシンポジウムだったと、参加者に喜んでいただけるよう、明日はスタッフと共にがんばりたいと思っています。

あさひcom VS ヨミウリオンライン

2005年05月19日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

さて、このとこと立て続けに、アサヒさんとヨミウリさんが、Webアクセシビリティに配慮してWeb配信ニュースサイトを一新しましたね。障害者にも高齢者にも見やすいサイト・・ということで。確かに読書とのコミュニティのとり方はまだまだ、問題も多いかと思いますが、とりあえずハーモニーの新聞を読むのが大好きな中途視覚障害者の方が、ヨミウリオンラインを読んでみて感想を寄せて下さった結果は格段と読みやすく使いやすくなったと言うことですので、その感想を以下へアップいたします。

ーーーーーーーここから感想ーーーーーーーーーーー
今晩は。佐々木です。
読売新聞を聞くためのアクセシビリティ・ユーザビリティの報告をします。結論から記しますと、改変以前より使い易くなったとすることが出来ます。以前は最悪でしたが、朝日新聞並みになったということです。つまり、大分使い易いものになったとすることができるでしょう。使い易くなった理由を幾つか挙げてみます。その1は、リンク(名)「ニュースジャンルのナビゲーション」を設けたことです。これで、神ベースの新聞に置き換えた場合でいうと、容易に紙面を開くことができるようになりました。それから「本文へ」「全文へ」のリンクを設けたことでしょう。これで一度聞けば十分の煩わしいナビゲーションを何度も聞かないで済むようになっています。では、実際に即して良くなったところを記してみます。まず、読売新聞のhpにアクセスします。「ニュースジャンルのナビゲーション」を選択(エンターします。次にカテゴリー分類された中から目的の記事を選択し、内容を聞くことになるわけですが、これも大分スムーズになりました。例えば、5月19日午前0時の段階で「社会面」から「中高一環教育・・・」を聞くことにします。1「社会面」→2中高一環教育・・・「」→3読み明け(聞く)というリンク(名)を辿っていくのですが、以前でしたらそれぞれのリンクを選択するたびにナビゲーションを二度、三度聞かなければ成りませんでしたが、
「本文へ」「全文へ」の二つのリングが新設されたので全文を聞くのに煩わしいナビゲーションを聞かずに済むことができるようになりました。つまり、2の段階で「本文へ」を、3の段階で「全文へ」をそれぞれ選択すれば煩わしいナビゲーションをほとんど聞かずに住むようになったというものです。それでも残された問題点・疑問点があります。それは、カテゴリ選択の再会をするためのリンクが貼られてないことです。つまり、「社会面」から「スポーツ面」に移ろうとする時、再度トップページに戻らないとできないようです。これを改善すると、朝日新聞以上のアクセシビリティ・ユーザビリティになることうけあいです。
ーーーーーーーーーここまで感想ーーーーーーーーーーーーーーーー

ということです。
とにかく、以前よりは格段と良くなったのは確実なようです。アサヒさん、ヨミウリさん、ありがとうございます。

高齢者ユーザも最近は、こんな使い方してます。

2005年05月17日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

さて、先日ハーモニー会員の70代のシルバー会員さんと雑談をしていましたら、突然「私も最近ようやくWebアクセシビリティってものが、なんとなくわかってきたわ!」と急に話しだしたので、どうしたのかしら?と気になったもので、その理由を尋ねてみましたら、某有名ホテルのサイトにアクセスしとても困った経験が、逆に彼女には常にハーモニーで耳にしている「Webアクセシビリティ」の意味を気づかせるキッカケになったようです。早速、その時の経験を文章にしてくださったので、以下へアップしたいと思います。

ーーーーーーーーーーここからーーーーーーーーーーーーーーーー
私はハーモニーのシルバー会員です。どうもITやらWEBの関係は、よく理解できないところがあり特に「WEBアクセシビリティ」なんていう言葉は、ハーモニーの中ではよく聞くけど、実のところどうもピントこないというのが本等のところでした。私が日ごろアクセスするホームページは、お役所か新聞社のホームページくらいのものでしたが、たまたま先日、次のような経験をしました。ホテルのグランドハイアット東京へ行く用事できまして、そこまでの行きかた(場所)がわからないのでホームページで調べようと思い「グランドハイアット東京」と入れ検索しました。そうしたら、すぐに見つかりアクセスしてみました。まず最初に、ホテルの外観と室内らしい写真2ペ-ジが、行ったり来たり変わります。文字はなかなか現れません。私が知りたい「アクセス(行きかた)」の文字は見つかりません。やっと最下部に2ミリほどの文字が現れました。トップから一つ二つ当たってみました、美しい花やフルーツの写真などがゆっくりと変わる画面の中の文字は薄くて、大きさはやはり2ミリ弱です。馴れない上にあせっているので見つけることが出来ません。ゆったりしたBGMがよけいあせりを誘います。六本木ヒルズの中とわかり、六本木ヒルズのホームページを出してみました。「施設案内図」でグランドハイアットの場所はわかりましたので六本木ヒルズに着いてから聞きながら行くほかはないと思いました。丁度その時に一緒に行く若い方から電話があり詳しい道順を教えて下さいました。グランドハイエットの正面は西麻布の方面を向いているとのこと、私は西麻布の辺りは詳しいので、そこでやっと位置関係が明らかになってきました。あとで落ち着いて「グランドハイアット東京」のホームページを検索しますと“概要”の中に“アクセスマップ”見つけることができました。でもそこに到達するまでに何度行ったり来たりしたことでしょう。ホームぺージをこんなに美しくする必要はあるのでしょうか?情報を早く正確に伝えることが優先と思うのですが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上のような内容です。他のホテルも結構同様なBGMやイメージの写真などで派手にTOPぺージ飾りたて、肝心な情報へアクセスできないところが多いですよね。私たちが、特定のホテルへアクセスする目的は、結構そこまで行く方法や、そのホテルのサービス、入ってるレストランの内容、価格など調べたい目的がある時が多いように思います。美術館に行ったときのように、その流れる綺麗な写真や画像をゆっくり眺めることは、まずしないな~などと思います。まず、topページから次の目的のページへパッとアクセスできないことには・・・いったい誰に向けた誰が使うWebサイト?と考えて発注者はWebサイトを依頼しているんだろうか?

Webデザイナー達の間では・・・

2005年05月15日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

先週金曜日に、ハーモニーが現在、事務所で借りている「プラットフォームスクエア」を拠点に、2年に1度の神田祭りの前夜際があり、ハーモニーも会員のネットショッピングをしている方の協力で、初出店してみました。ただ売ったのでは売れないだろうと、輪投げでの出店、輪投げ屋さんでがんばりました。

さて、先日事務所を知り合いのWebデザイナーのトミオカさんという方が、「Webアクセシビリティを推進していくためにも、情報を多くの皆さんへメルマガで発信していきたい」と、そのメルマガの取材にいらっしゃいました。記事集めに色々な関係者を取材していらっしゃるということでした。そして、ついに、その第1号が19日から発行されたということですので、紹介したいと思います。
ちなみに、私のインタビィー記事は、3回目発行に出るらしいです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
来週木曜日(19日)に第1号を配信!
それ以降は隔週木曜の発行を予定しています。

『ウェブアクセシビリティ実例見聞録』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しかし、最近よく思うのですが、Webデザイナーさん達はずいぶんと、熱心にWebアクセシビリティを気にかけたり、実際にアクションをトミオカさんのように起こしだして下さっていますが、1番Webアクセシビリティを必要としている当事者の、視覚障害者ユーザーのほうはと言うと、まだまだ声が低いように感じてなりません。多分、そういったことをまったく知らないで、Webサイトにアクセスしても、「これは読めないな~」とそこであきらめ終ってしまう方々、または、自分のアクセスする技術がまだ勉強不足で自分が悪いのだ・・と思い込んでしまってる方々が大半であるのと、少しWebアクセシビリティについての知識もあり、このサイトの作りは悪いと不満には思うが、声をあげるまでのアクションは起こせない、起こし方がいまいちわからない方々、こちらはまだまだ少ないけれども、存在しだしてはいるかとは思います。後半の視覚障害者の方々でイニシャチブ的な役割を果たす、ユーザーの数人が声を高くしていけば、それに影響され、だんだんに声が大きくなっていくのだろうか?ぜひ、自分達の不便さや思いを、もっと声を出し伝えていただければと思います。そんな思いもあり、今回5月25日「私にも使えますか?」というWebアクセしビリティシンポジウムを、ハーモニーでは開催するわけです。
神田祭りのように、みんなで盛り上がって欲しいと思うのです。