ハーモニーの馬塲です。
ここ何日か猛暑が続いて、暑いですね~
さて、先日ハーモニーのネットワークの、兵庫県や、福島県の中途視覚障害者の方から、立て続けにメールをいただきました。
その内容を拝見し、地方の中途視覚障害者の方々のパソコンを習得できる体制の悪さに、これでいいのかな?と疑問を感じざる得なく、とても問題だと思っております。
兵庫県Aさんからのメール
「中途失明の方を中心にしたコンピューター講習会をやることになりました。 会場に来るのもバスや鉄道が1時間か2時間に一本。 夕方のバスは6時で最終などの交通の便もさることながら、ガイドヘルパーも思うにまかせない状況ですが、我々が動かないことには進まないのでステップバイステップでやって行くつもりです。」
福島のBさんからのメール
「1.馬場さんのメールから該当の(毎日新聞)のところをマウスで妻にクリックしてもらいまし た。(全盲者にはマウスは使えませんのでいつも妻の目を借ります。)
2.しばらくすると「インターネットエクスプローラー」という音声が聞こえ画面が立ち上がりました。
3.この時点では画面に文字情報は出ているようです。しかし、自動的にそれを読み上げてはくれません。
4.シフトキーを押すと音声で情報を読みあげはじめます。この内容は最初の記事のようで、しばらくするとハーモニーのことが書かれた記事が読み上げられてきます。この時も画面は文字が全くでないので、どこを読んでいるのかわからないと妻はいいます。(画面に一部文字が出てもそれと音声は一致しません。)シフトキーを押して音声が流れるのは、pcとーカーで読んでいるのだと思います。前に高知システムの方から聞いたのですが「ホームページリーダー」を使わなくとも「いんたーねっとえくすぷろーらー」と「pcとーカー」でインターネットを楽しむことが出来るということでした。
5.マウスを使って画面を移動させるとハーモニーの記事が出てくるので、妻はそれを読みます。音声は出ません。しかし、シフトキーを押すと、音声は出ますがハーモニーの記事とは別のことを読
みあげています。
どうしたらよいのか、ご指導お願いします。」
という2つのメールです。
都内でいつも活動をさせていただいてる私からは、兵庫県のAさんの大変さは、このメールをいただいて、初めて知りました。また、福島のBさんにおいても、自分で操作せずに、奥様の目をかりての操作で、どうにかWebサイトを閲覧とのこと。このあと、Bさんにはメールで指導をさせていただき、自力でどうにかWebサイトへキー操作だけでアクセスできるようになったと、喜びのメールはいただきましたが、ここで問題と思うのは、地方の視覚障害者へのパソコン指導の環境と適切な指導の悪さが浮き彫りにされていると思うのです。
ユーザーテストをさせていただいた際にも感じたことですが、8割がたのユーザーが、そのソフトに備わった機能をほとんど知らないということです。IBMのホームページリーダーには、文字読み、表読みなどの対応があるにも関わらず、まったくそれを使わないのです。
福島のBさんのように、コピーしアクセスする方法もなかなか侭ならない方も多くいらっしゃいます。これは、どうも話を分析してみると、やはり指導者がきちんと教えていないようなのです。
また、指導者がいないので、独学で自分のわかる範囲で適当にしてしまってるということかと思います。これでは、やっきにWebアクセビリティ、ユーザビリティが云々ということもとても大切ですが、どうにかユーザーへの適切な指導方法も確立していかなければいけないのではと思うのです。
一般の目の見える方と違って、やはり音声でアクセスする視覚障害者へは、フォロー体制をきちんと
国の政策のもと考えていって欲しいのです。ボランティア任せではなく!
ここ何日か猛暑が続いて、暑いですね~
さて、先日ハーモニーのネットワークの、兵庫県や、福島県の中途視覚障害者の方から、立て続けにメールをいただきました。
その内容を拝見し、地方の中途視覚障害者の方々のパソコンを習得できる体制の悪さに、これでいいのかな?と疑問を感じざる得なく、とても問題だと思っております。
兵庫県Aさんからのメール
「中途失明の方を中心にしたコンピューター講習会をやることになりました。 会場に来るのもバスや鉄道が1時間か2時間に一本。 夕方のバスは6時で最終などの交通の便もさることながら、ガイドヘルパーも思うにまかせない状況ですが、我々が動かないことには進まないのでステップバイステップでやって行くつもりです。」
福島のBさんからのメール
「1.馬場さんのメールから該当の(毎日新聞)のところをマウスで妻にクリックしてもらいまし た。(全盲者にはマウスは使えませんのでいつも妻の目を借ります。)
2.しばらくすると「インターネットエクスプローラー」という音声が聞こえ画面が立ち上がりました。
3.この時点では画面に文字情報は出ているようです。しかし、自動的にそれを読み上げてはくれません。
4.シフトキーを押すと音声で情報を読みあげはじめます。この内容は最初の記事のようで、しばらくするとハーモニーのことが書かれた記事が読み上げられてきます。この時も画面は文字が全くでないので、どこを読んでいるのかわからないと妻はいいます。(画面に一部文字が出てもそれと音声は一致しません。)シフトキーを押して音声が流れるのは、pcとーカーで読んでいるのだと思います。前に高知システムの方から聞いたのですが「ホームページリーダー」を使わなくとも「いんたーねっとえくすぷろーらー」と「pcとーカー」でインターネットを楽しむことが出来るということでした。
5.マウスを使って画面を移動させるとハーモニーの記事が出てくるので、妻はそれを読みます。音声は出ません。しかし、シフトキーを押すと、音声は出ますがハーモニーの記事とは別のことを読
みあげています。
どうしたらよいのか、ご指導お願いします。」
という2つのメールです。
都内でいつも活動をさせていただいてる私からは、兵庫県のAさんの大変さは、このメールをいただいて、初めて知りました。また、福島のBさんにおいても、自分で操作せずに、奥様の目をかりての操作で、どうにかWebサイトを閲覧とのこと。このあと、Bさんにはメールで指導をさせていただき、自力でどうにかWebサイトへキー操作だけでアクセスできるようになったと、喜びのメールはいただきましたが、ここで問題と思うのは、地方の視覚障害者へのパソコン指導の環境と適切な指導の悪さが浮き彫りにされていると思うのです。
ユーザーテストをさせていただいた際にも感じたことですが、8割がたのユーザーが、そのソフトに備わった機能をほとんど知らないということです。IBMのホームページリーダーには、文字読み、表読みなどの対応があるにも関わらず、まったくそれを使わないのです。
福島のBさんのように、コピーしアクセスする方法もなかなか侭ならない方も多くいらっしゃいます。これは、どうも話を分析してみると、やはり指導者がきちんと教えていないようなのです。
また、指導者がいないので、独学で自分のわかる範囲で適当にしてしまってるということかと思います。これでは、やっきにWebアクセビリティ、ユーザビリティが云々ということもとても大切ですが、どうにかユーザーへの適切な指導方法も確立していかなければいけないのではと思うのです。
一般の目の見える方と違って、やはり音声でアクセスする視覚障害者へは、フォロー体制をきちんと
国の政策のもと考えていって欲しいのです。ボランティア任せではなく!