昨日の、視覚障害者の方からいただいた、興味深い「blogの使い勝手」についてのメールの続きです。
ーーーーーーーーー届いたメールの続き
ちょっと前置きが長くなったがここからが本題である。 私はこの事を話したら、何とその友人はブログのカレンダーを はずしてくれたのである。 まさか、そんな事が可能なのだとは、思ってもいなかった。 そこまでされたらブログを読むしかない。 驚いた。 カレンダーがないとこんなに読みやすくなるのか。 すべて読むのに30分もかからなかった。 そこで私は友人に、正眼者にとってカレンダーは必要かを聞いてみた。 すると、あれば使うが、無ければ無いで不自由は無いと言う。 友人曰く、今までHPの閲覧ソフトと言う物を知らなかったが、 確かにお手軽なブログも視覚障害者にとっては、やっかいなものだと分かってくれた。 そこで提案なのだが、ブログの作り手にも、カレンダーを使うか否かの 選択ができるように提供者も考えてはくれないだろうか?また、視覚障害者の方もブログを持っていられる人がいると思う。 その方達の意見も是非伺ってみたい。
ーーーー以上
私も、このGOOのカレンダーを最初から読み上げないよう、右下に配置で配慮していますが、もうこうなったら、はずすことが出来るなら、はずそうかな?
結構、このように作り手側が、これもあれもと実ユーザーのニーズなどお構いなしに機能やデザインをごちゃごちゃに、てんこ盛りしてるサービスが多いように思います。音声で操作してみると、このように思わぬ発見がありますね。また教えられました。
金曜日に、とても興味があったもので「災害時の情報アクセシビリティ」というシンポジウムへ参加してきました。
災害続きの、新潟の市長さんや、その防災担当の職員のかた、練馬区役所の「防災実務のガイド」と言う本を書かれた高橋洋さん、
株式会社レスキューナウの社長の市川啓一さんらが、現場を体験してるから語れる、生々しいお話をなさってくださいました。とても参考になりました。
そこで皆さんが一応に言う共通のことがありました。
「情報は上からよりも、下からのほうが大切」ということです。つまり、災害時には、それぞれの地域の住人1人1人がどういう状況なのか?どういう物資が不足してるのか?など、現場で困ってる住民が発した情報が大切だということです。もちろんその情報を整理しコーディネートなさることは必須ではありますが。例えば、よく必要のない物資がどんどん送られ、かえって困ってしまうというようなことは良く聞く話しですよね。また安否に関しても、自分が発信しなければ分らない場合も多く、今後そういった意味でもいかに各個々からの情報を受信し、それを適切に活用しフィードバックできるか?が重要であるというお話でした。その手段として、blogなども落ち着いてきた段階ではとても役にたったということです。結局、だれもが受信・発信できることが大切なのでしょう。
ということは、だれでもblogへ書き込みしたり、読んだり出来ることは、結構大切な事であるでしょう。
しかし、現状はまだまだ既成のblog(この私も、gooの既成blogを使かっていて大きな声ではいえませんが)などでは、それが難しい状況であるようです。特に発信(書き込みは視覚障害者や高齢者には難しい現状)以下のメールは知り合いの、視覚障害者からいただいたものです。
ここからいただいたメール
「最近知り合った友人から、自分のブログを見てくれとURLをいただいた。しかし、私はあまりブログには興味が無いので読みもせずお気に入りにだけ登録しておいた。 その後、それとなく感想を求められたので、読む事にしたのだが、あいかわらずカレンダーが 邪魔なのだ。何故かと言うと、音声での閲覧ソフトは当然なのだが 書いてある文字はすべて読むように出来ている。 どのように読むかと言うと、
まずは曜日からである。
日付の日 にち
月末の月 げつ
山火事の火 か
と、土曜日まで読んだ後に、今度は
数字の 1
数字の 2
数字の 3
と、30日ないし31日まで読むのである。
そして、やっと目次まで辿りつき、リンクの
貼ってあるところでエンターをすると、画面が代わった後
またカレンダーが現れて、それを読み、読みきって
やっと本文に辿り着くのである。 」
と言うないようです。この後も彼の興味深いそして、提案が続くのですが、続きは明日のblogで書きます。