週に1回の教室に、男性の生徒さんが和裁を学んでいます。
大変熱心な方で、浴衣をきれいに仕立てることが出来るようになりました。
今回、袖無双、胴単衣の長襦袢を縫い上げました。
(男物の特徴である袖と衿がよく分かると思います)
男物の襦袢には、袖に人形(振りの角)があるだけで、女物の襦袢とは
それほど違いはありません。
衿は女物では、上衿と下衿に分かれた名古屋衿仕立が主流となって
いますが、男物では、裾から一本の棒衿です。
ただし、男物でも体格の良い人などは、名古屋衿仕立にしても構いません。
江戸時代には、仕立て屋銀次という男性の和裁職人がいたそうですが、
明治時代から昭和初期までは、本職の仕立て屋さんの職人の半分は
男性でした。
私が和裁を修業した先は、たいへん歴史のある所でしたから、
昔の古い写真を見て、男性が多いのに驚きました。
男仕立と言う言葉がありますが、男性だから特に仕事の出来が
良いとは言えないでしょう。
女性でも上手な人はたくさんいます。
ただ、縫うのに力が必要であったり、足で襞(ひだ)をたたむ作業のある袴の
仕立は、男性の方が合っているかも知れません。
この生徒さんも袴まで出来るようになることを期待しています。
岩本和裁専門学校ホームページ
大変熱心な方で、浴衣をきれいに仕立てることが出来るようになりました。
今回、袖無双、胴単衣の長襦袢を縫い上げました。
(男物の特徴である袖と衿がよく分かると思います)
男物の襦袢には、袖に人形(振りの角)があるだけで、女物の襦袢とは
それほど違いはありません。
衿は女物では、上衿と下衿に分かれた名古屋衿仕立が主流となって
いますが、男物では、裾から一本の棒衿です。
ただし、男物でも体格の良い人などは、名古屋衿仕立にしても構いません。
江戸時代には、仕立て屋銀次という男性の和裁職人がいたそうですが、
明治時代から昭和初期までは、本職の仕立て屋さんの職人の半分は
男性でした。
私が和裁を修業した先は、たいへん歴史のある所でしたから、
昔の古い写真を見て、男性が多いのに驚きました。
男仕立と言う言葉がありますが、男性だから特に仕事の出来が
良いとは言えないでしょう。
女性でも上手な人はたくさんいます。
ただ、縫うのに力が必要であったり、足で襞(ひだ)をたたむ作業のある袴の
仕立は、男性の方が合っているかも知れません。
この生徒さんも袴まで出来るようになることを期待しています。
岩本和裁専門学校ホームページ