和裁士・徒然

岩本和裁専門学校の教師のブログです。

ものさしについて

2009-11-10 13:39:02 | 和裁の道具
長さのメートル(m)、重さのグラム(g)に対して、東アジア独特の単位、
尺と貫があります。

今年、韓国では、野菜などの小売りに今でも市場等で、普通に使用されている
『貫』をやめて、gに統一しようというニュースを見ました。

私たち和裁士が使用している尺も、昭和40年代に禁止しようという動きが
国からありました。

タレントの永六輔さんや、私の祖父など尺を使う仕事を生業とする人々の
反対運動が起こり、現在でも尺を使っての仕事が出来ます。

またキモノメジャーという便利なものがあります。


これは着物を着る人のヒップを計ると、その人の着物の前巾、後巾、抱巾が
瞬時に割り出せるメジャーです。


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