小論講師の徒然草

大学受験予備校で小論文を教える者が日々思うところを徒然に…。

第2講・講義補足

2009年04月26日 01時24分16秒 | 講義補足
今日は昼ごろ、髪を切りに表参道へ。いつものところで切ってもらい(そして、少年のような髪型になり)、原宿駅→(山手線)→品川→(新幹線)→小田原。小田原校に着くなり、1階フロアで転倒。左足の甲が腫れております(痛い!)。

若干ズキズキと痛みつつも、503教室で講義。講義後は、さくっと新幹線に乗って東京へ。東京駅地下グランスタの過門香で中華大陸弁当(写真。これうまいんですよ。これだけのボリュームで1050円!)と焼き鳥を購入し、帰宅。家についたら、日テレG+を付けて、焼き鳥を温めて、ビールをプシュっと。ちょうど一番イイ場面を見ることができました(笑)

さて、今日で第2講が全ての校舎で終了。講義で扱いきれなかった点を少し。

<添削雑感>

①「理」が「論」を導くものになっていない答案が何通か。当然ながら、「理」→(だから)→「論」の関係にならなきゃいけません。答案構成をする中で、常に自問自答しなくちゃいけません。

②「理」の「幹」「枝」「葉」が整合していない答案が結構ありました。「幹」では差別論を展開していたのに、「枝」では健常児の心身の健全な発達の話になってしまう、というタイプの答案。話がずれていっちゃってるんですね。今後は、「メモ作成」の段階で気を付けたい。

③本課題で、「障害児を教育するための設備・施設」の問題を論じていた答案が何通かあった。全くダメだ、というものではありませんが、テーマには正面から答えたい。そうでないと、出題の意図を把握していないと判断されかねない。「設備・施設」は派生的・周辺的事柄であり、やはり本課題では「障害児の教育はいかにあるべきか」という直球勝負をしたい。

<周辺知識>

AD/ADHDについて、静岡校では解説できましたが、小田原・厚木・藤沢ではその時間が取れませんでしたので、次週冒頭にて解説します。

また、目の不自由な子供への教育をする上で、近時問題とされていることとして、「拡大教科書」の問題があります。視力が著しく悪い場合、通常の教科書では勉強できないそうです。そこで、文字を拡大した教科書が必要なわけですが、その普及が不十分な状況にある。教科書は、民間の教科書会社が出版するわけですが、そうすると採算の取れない(あまり売れない)「拡大教科書」は作られないのだと。現在、ボランティアが一つひとつ手作りしているそうですが、それは限界があり、追いつかない。もちろん、この現状は看過できません。子供には教育を受ける権利が保障されているわけですが、それは、「しっかりと(自身の能力にあった)教科書を用いて教育を受ける権利がある」ということまで保障されているのでしょう。みんな、ちゃんと読める教科書が提供されているわけですから。これを「枝」にして「理」を展開することができると思います。

第3講はいきなりチェック・テストなので、覚悟してくださーい(笑)

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2 コメント

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日曜日は休息出来ましたか? (HY)
2009-04-27 00:38:16
先生はやはり神奈川のチューターだったのですね。N山さんはじめ、スタッフの方変わられてしまいましたね。この春、通りすがりにもらったパンフレットにもほとんど知らない先生、スタッフの方ばかりでした。
授業も遠隔などなかったですし。
小田原では503教室で授業だと書かれていましたが、一番広い教室ですよね?いつかは僕もあの場所にもどりたいです。
ちなみに、意を決して先生にこうして相談が出来、夢に希望が持てたので、踏み留まってた大学院の勉強がわずからながら進みました。感謝しています
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2009-04-27 01:17:45
HYさんが通っていた頃からするとずいぶん校舎が増えましたからねぇ。浜松、札幌、甲府、四日市などに新校舎が出来て、新規採用が増えました。ちなみに、N山さんがパンフに載らなくなったのは、出世されたからです。また、配置換えがあった場合もパンフに載らなくなるので、そういう意味でもメンバーが変わったと思うのかも。当時からすれば、新しい部署も増えましたからねぇ。映像配信部(BBS本部)とか。そちらに異動された方も多いようです。


小田原校のスタッフは、HYさんが卒業した年に大きく変わったのかな。それ以降は、さほど大きなメンバー変更はないかも。だいたい、3年くらいで異動になるのが通例なので、そういう意味ではHYさんが知ってる人はいなくなっちゃうのもやむを得ないかなぁ。非常勤講師はそんなに変わってないかも。小田原校の場合。

遠隔って言っても、まだ一部の校舎だけなんですよ。小田原はじめ神奈川県の各校舎は全部ライブです。遠隔ライブ講座は、自然な成り行きですかね。

HYさんと入れ替わりで小田原校を担当し始めた年は、501教室で授業をしておりました。受講人数も一桁で。今年で4年目ですが、一番広い503教室で形になる講座に成長してくれました(笑)講座を成長させるのは、講師の力3割、スタッフの力7割。それを実感したのが小田原校かな。次なる目標は503教室満席(あの教室は満席は無理か。そんなに入ってしまったら添削もできないから逆に困る)。

また何かあればいつでもどうぞ。ちなみに、今日はそこそこに休息がとれました。
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