映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4378-絵を楽しむ

2024年08月04日 | 30秒の心象風景

 北斎の富嶽三十六景を1枚ずつ順に楽しんでいます。1日に1作ずつビデオ作品にまとめることを続けてきたのですが、今回で29作目です。約一ヶ月になるのですが、順に見ていくと気づくことが増えました。北斎の富嶽三十六景といえば誰もが思いつく「三大役物」と呼ばれる作品がありますが、北斎の表現スタイルは、それだけにとどまらないということを感じることができます。構図と呼ばれるような図形的な面白さを追求したものがあるかと思えば、人物描写に特化したもの、また、船を正確に描写したものや大和絵風の表現で描かれたものなど、多様というか多彩です。ひとくくりに収まらないものが見えてきました。甲州三嶌越では、またまた、あり得ない面白い構図になっています。現実に無い風景の巨木です。そこに加わる人物描写も面白い。しかし、主役の富士にまとわりつく雲の形は不思議な雰囲気もあります。

 

30秒の心象風景28417・甲州三嶌越~北斎の富嶽三十六景~
https://youtu.be/xRJrbj5wSAc

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