チョウの撮影には、運が必要です。飛び回っているチョウを映像収録するのは易しいことではありません。野に出て出会うことの多いチョウですが、飛んでいるときは、その移動範囲が広く、その向きも予想しづらい不規則な変化に思えます。近づくのか遠ざかるのか、右に行くのか左へ進むのか、高いと思えば低いところへも移動するのです。瞬時に向きが変わるというより、決まった方向に進まない印象です。どこかにとまってくれるのを待つことになります。その時間は長く感じられるのですが、待つしかありません。運良く近くにとまってくれたときが、撮影できるチャンスです。チョウは翅を閉じてとまることが多いので、平たく薄い翅は、向きによっては見つけにくいことが多いです。それでも、チョウの種によっては、それぞれ個性があるので、見慣れてくるとある程度は予想できる部分もあります。ウラギンシジミは久し振りの出会いです。飛んでいるときは速度を感じさせる種ですが、割に長くとまってくれます。今回は翅を開いて表も見せてくれました。
30秒の心象風景28390・翅の表が見えた~ウラギンシジミ~
https://youtu.be/Z2LHWot5gFU