つる性植物という大雑把な言い方で呼ばれている植物があります。蔓草(つるくさ)、葛・蔓(かずら・かつら)という表現もあります。何かに巻き付いて茎を伸ばしていくものを想像しますが、身近なところではアサガオでしょうか。これは茎が巻き付きながら生長しているように思えますが、明らかな巻きひげをもって、それで他の植物などに巻き付き、それを覆うように育つものもあります。いま草むらを覆うように繁殖しているのは、クズとアレチウリですが、クズの方は長い茎を伸ばして広がって行きます。その茎がつる性の特徴を示しています。それに比べるとアレチウリの方は巻きひげのような特別な構造を持っているようです。アレチウリは、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により、平成18年2月から、生態系等に被害を及ぼす「特定外来生物」としての適用を受けることになったようです。
30秒の心象風景28292・まとわりつく~アレチウリ~
https://youtu.be/MTSiSmOH3k0