江戸時代の狛犬はローカル色が強い。文化、文政、天保時代の狛犬には個性的なものが多い。田舎の小さな神社にまでも石造の狛犬が備わるようなった時代、その社の大きさにあった様々な狛犬が見られるようになる。歴史のある大きな神社と違い、小さな祠から発達したようなお社には、まるで子犬のような小さな石造の狛犬が置かれている。そんな狛犬には名のある石工によるものではないローカル色豊かなものが存在する。稚拙とも思える造形感覚は狛犬ならではの自由さを感じさせる。

30秒の心象風景9716・阿吽の造形~斑鳩寺狛犬~
https://youtu.be/Z-Mc0HP35A4

30秒の心象風景9716・阿吽の造形~斑鳩寺狛犬~
https://youtu.be/Z-Mc0HP35A4