水車は水の豊かな日本で発達した文化の一つだろう。播磨には播磨五川と呼ばれる大きな川がある。東から、加古川、市川、夢前川、揖保川、そして千種川である。それぞれの流域には、集落が生まれ、物流の拠点となったところに町が生まれたようだ。市川の河口近くで発展したのが姫路の町だろう。加古川河口には加古川市、揖保川にはたつの市、千種川には上郡町など歴史ある町が存在する。市川は鉱山の歴史を持つ生野から姫路までの流域に様々な文化を育んできた。その豊かな水量は、農村集落を育ててきたようだ。今も市川から水を取り込んで農業が行われている。取水口の水門が見られる用水路にもうけられたのが水車である。水をくみ上げ田を潤すしくみとして設置されていた。いま、それが復活している。

30秒の心象風景16558・水の力~水車~
https://youtu.be/y1jrlXNc3Z8

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