ビデオ撮影は映像に音が加わります。それが、写真とは異なるところです。被写体に音を選ぶこともあります。野外撮影では様々な音があります。都会の喧噪は、うるさいという印象が強く、狙った被写体にそぐわないことも多いものです。しかし、自然豊かな場所では、無音に近いほど静かな中に、自然の音が響いてきます。風により木の葉がこすれる音、渓流を流れる水の音、そしてときおり聞こえる野鳥の声です。岩戸神社を訪れるのは、かなりの回数になります。今回は水の音に惹かれて撮影を始めたのです。いつもとは違う場所で、そこで出会った自然の風景は、水の音で包まれていたのです。岩に張りつくコケを、流れる水が覆っているのです。非日常的な時間感覚になり、音に没頭する時が過ぎて行きます。
30秒の心象風景27315・渓流に生きる~コケ~
https://youtu.be/juoJ3NbQYb8