京都府京田辺市にあるJR西日本の松井山手駅は、大阪環状線の京橋駅と関西本線の木津駅とを結んでいる全長44,8kmの片町線(学研都市線)の旅客駅として、1989(平成元)年3月11日に開業しました。
8両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有する直営駅で、橋上駅舎があります。
2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は14,108人で、これは起終点駅を含む片町線の全24駅中13位です。
以前は当駅で編成の一部(3両)の増結・切り離しが行われていましたが、2002(平成14)年3月23日から京田辺駅で行うようになり、さらに2010(平成22)年3月13日からは全線が7両編成対応となったことにより、学研都市線での増結・切り離しは廃止されました。
松井山手駅が属する片町線は、JR西日本のアーバンネットワークに含まれる路線の一つで、生駒山地の北端を廻り、大阪府北河内地域の各都市や京都府南部に広がる住宅地と大阪・阪神方面との通勤・通学路線となっています。 また、この片町線は関西の国鉄線で初の電化区間だったので、関西国電発祥路線とも言えます。 さらに、国鉄では武蔵野線に次いで西日本地域としては初めて自動改札機を採用した路線でもあります
<松井山手駅の年表>
・1989(平成元)年3月11日:片町線(学研都市線)の木津駅~長尾駅間の電化完了に合わせて旅客駅として開業
・2002(平成14)年3月23日:当駅で行われていた増結・切り離しが京田辺駅へ移転する
・2002(平成14)年12月21日:橋上駅舎とホームとを結ぶエレベーターが設置される
・2003(平成15)年1月27日:駅構内に多目的トイレが設置される
・2003(平成15)年10月1日:コンコースの喫煙コーナーを廃止
・2003(平成15)年11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる
・2006(平成18)年1月21日:ICカード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2009(平成21)年7月1日:ホーム上の喫煙コーナーを廃止して、駅構内終日全面禁煙化
・2010(平成22)年10月21日:組織改正により、近畿統括本部の管轄に変更される
・2011(平成23)年3月8日:JR宝塚線・JR東西線・片町線(学研都市線)運行管理システムが導入される
・2011(平成23)年3月8日:接近メロディの導入
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始(10種類)により、PASMOなども利用可能になる
・2015(平成27)年4月1日:業務委託駅から直営駅となる
・2018(平成30)年3月17日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(木津方面を望む)
(京橋方面を望む)
(松井山手駅駅舎・西口)
(駅 舎 内)
(松井山手駅駅舎・東口)
撮影年月日:2018(平成30)年3月21日