大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

若桜鉄道 若桜駅!

2016年08月20日 | 

鳥取県八頭郡若桜町にある若桜駅は、全線単線非電化の第三セクター若桜鉄道若桜線(19,2km)の終着駅です。 もともとは旧国鉄若桜線の一般駅として、1930(昭和5)年12月1日に開業しました。

単式ホーム1面1線の他に側線を有する直営駅です。
開業時の1930(昭和5)年に建てられた木造駅舎は、若桜鉄道に転換後も健在で、2008(平成20)年7月23日に国の登録有形文化財に登録されました。

この若桜駅は、鳥取県最東端の駅です。

若桜鉄道の前身である旧国鉄若桜線は、1922(大正11)年4月の改正鉄道敷設法別表第88号に「鳥取県郡家ヨリ若桜ヲ経テ兵庫県八鹿付近ニ至ル鉄道」と指定されたことにより、翌1923年7月から国鉄が敷設工事を始めました。 そして途中の若桜までは開通したものの、結局その先は着工されませんでした。

国鉄若桜線は、戦前はこの地方の豊富な林産資源を背景に木材輸送が盛んでしたが、1960年代になると沿線の過疎化とモータリゼーションの普及により利用者は減少し、貨物輸送もトラックに移行していきました。 そして1980(昭和55)年12月に施行された国鉄再建法(日本国有鉄道経営再建促進特別措置法)により、若桜線は1981年9月18日に第1次特定地方交通線として選定されます。
地元では何回も若桜線特定地方交通線対策協議会を開いて協議し、また若桜線を存続させるために必死に乗車運動も展開しましたが、1986(昭和61)年10月7日に開かれた第7回対策協議会で鳥取県と鳥取市と沿線4町が出資する第三セクター鉄道への転換を決定しました。

そして、若桜線は1987(昭和62)年4月1日の国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)に承継された後、同年10月14日に第三セクターの若桜鉄道に転換されました。

  <若桜駅の年表>

 ・1930(昭和5)年1月20日:国鉄若桜線の一般駅として開業
 ・1974(昭和49)年10月1日:貨物取扱い廃止
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・1987(昭和62)年10月14日:第三セクター若桜鉄道の駅となる
 ・2008(平成20)年7月23日:国の登録有形文化財に登録される

 
(駅 名 標)

 
(若桜駅構内)

 
(若桜駅駅舎)


 撮影年月日:2002(平成14)年5月20日



最新の画像もっと見る