大阪府藤井寺市市岡2丁目にある藤井寺駅は、大阪阿部野橋駅から橿原神宮前駅までを結んでいる近畿日本鉄道(近鉄)南大阪線(39.7km)の駅です。 もともとは大阪鉄道の駅として1922(大正11)年4月18日に開業しました。
8両分の有効長をもつ島式ホーム2面4線を有する有人駅で、1974(昭和49)年11月に建てられた橋上駅舎があります。
当駅の利用者は多く、2015(平成27)年度の1日の平均乗降人員は36,447人で、これは起終点駅を含む南大阪線の全28駅中2位です。
この藤井寺駅は藤井寺市の代表駅で、かつてはプロ野球・近鉄バファローズの本拠地・藤井寺球場の最寄り駅でもありました。
藤井寺駅が属する近鉄南大阪線は、大阪府南東部(南河内地域)の通勤通学および橿原・飛鳥・吉野方面への観光の足となっています。 また、藤井寺駅~古市駅間は数多くの古墳を避ける形で敷設されたためにカーブが多いのが特徴です。
<藤井寺駅の年表>
・1922(大正11)年4月18日:大阪鉄道の駅として開業
・1943(昭和18)年2月1日:関西急行鉄道が大阪鉄道と合併したことにより、関西急行鉄道天王寺線の駅となる
・1944(昭和19)年6月1日:戦時体制下の陸上交通事業調整法に基づき、関西急行鉄道と南海鉄道が合併して近畿日本鉄道となり、同鉄道南大阪線の駅となる
・1974(昭和49)年11月28日:橋上駅舎が竣工
・2001(平成13)年2月1日:スルッとKANSAI対応カードの取り扱い開始
・2001(平成13)年10月14日:Jスルーカードの取り扱い開始
・2007(平成19)年4月1日:ICカード「PiTaPa」「ICOCA」の利用が可能になる
・2009(平成21)年3月1日:Jスルーカードの自動改札機・のりこし精算機での取扱い終了
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりTOICA・manaca・Suica・PASMO・Kitaca・SUGOCA・nimoca・はやかけんが利用可能になる
・2015(平成27)年8月20日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(橿原神宮方面を望む)
(藤井寺駅)
撮影年月日:2016(平成28)年12月25日