兵庫県西宮市下大市東町にある門戸厄神駅は、宝塚駅から西宮北口駅を経由して今津駅までを結んでいる全長9.3kmの阪急今津線の駅として、1921(大正10)年9月2日に開業しました(開業時は西宝線に所属)。
相対式ホーム2面2線を有する有人駅です。
平屋の駅舎(改札口)が下りホーム(宝塚方面行きホーム)側の宝塚寄りにありますが、上りホームにも定期券・カード専用の無人改札口が設けられており、互いのホームは地下通路で連絡しています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は20,349人で、これは起終点駅を含む今津線の全10駅中7位です。
当駅は、厄除けの神様として知られる門戸厄神東光寺の最寄り駅で、毎年1月18日・19日の厄除大祭や初詣時期には多くの参拝客で賑わいます。
門戸厄神駅が属する阪急電鉄今津線は、六甲山地東麓を通る路線で、沿線には住宅地が広がり、大阪・神戸方面などへの通勤・通学路線となっています。
そして、1984(昭和59)年3月25日に西宮北口駅構内の平面軌道交差が廃止され、南北に線路が分断されて以降は、宝塚駅~西宮北口駅間の今津(北)線(旧・西宝線)と西宮北口駅~今津駅間の今津(南)線の各区間で普通列車の折り返し運転を行っています。
<門戸厄神駅の年表>
・1921(大正10)年9月2日:阪神急行電鉄(後の阪急電鉄)西宝線の駅として開業
・1926(大正15)年12月18日:西宮北口駅~今津駅間が開通したことにより線路名が今津線に改称され、同線の駅となる
・1973(昭和48)年4月1日:社名が阪急電鉄に改称されたことに伴い、同社の駅となる
・1979(昭和54)年 :地下通路が開通
・1992(平成4)年4月1日:「ラガールカード」の自動改札機での取り扱い開始
・1995(平成7)年1月17日:阪神・淡路大震災で全線が不通になったことにより、営業休止
・1995(平成7)年1月23日:当駅~西宮北口駅間が単線運転で再開したことにより、営業再開
・1996(平成8)年3月20日:「スルッとKANSAI」対応共通磁気カードの自動改札機での取り扱い開始
・2004(平成16)年8月1日:IC乗車カード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2006(平成18)年1月21日:IC乗車カード「ICOCA」の利用が可能になる
・2011(平成23)年9月1日:喫煙ルームを除いて、駅構内終日全面禁煙化
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
・2013(平成25)年12月21日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(踏切上から西宮北口方面を望む)
(門戸厄神駅駅舎)
(駅 舎 内)
(東改札口)
撮影年月日:2019(令和元)年5月2日
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