大阪府大阪市住吉区殿辻にある沢ノ町駅は、汐見橋駅と極楽橋駅とを結んでいる南海電鉄高野線(64.5km)の駅です。 もともとは南海鉄道の駅として1942(昭和17)年2月15日に開業しました。
6両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有する無人駅です。
駅舎は上り・下りそれぞれのホームの極楽橋寄りにありますが、各ホームを連絡する跨線橋などは設置されていないので、改札内でホーム間の移動はできません。
この沢ノ町駅は、住吉区役所の最寄り駅です。
2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は8,082人で、これは高野線の全42駅中16位です。
沢ノ町駅が属する南海電鉄高野線は、かつては南海本線に対して支線的な存在でしたが、宅地開発による沿線人口の急増や泉北高速鉄道との相互直通運転により、現在は大阪府南河内地域・和歌山県伊都地域から大阪市内への通勤・通学路線となっており、また、日本有数の宗教都市・霊場である高野山への参詣輸送路線でもあります。
<沢ノ町駅の年表>
・1942(昭和17)年2月15日:南海鉄道の駅として開業
・1944(昭和19)年6月1日:戦時体制下の陸上交通事業調整法に基づき、南海鉄道と関西急行鉄道が合併して近畿日本鉄道となり、同鉄道の駅となる
・1947(昭和22)年6月1日:近畿日本鉄道が旧・南海鉄道の路線を南海電気鉄道に分離譲渡したことにより、同鉄道の駅となる
・1991(平成3)年4月1日:スルッとKANSAI対応カードの取り扱い開始
・2006(平成18)年7月1日:ICカード「PiTaPa」「ICOCA」の利用が可能になる
・2007(平成19)年5月5日:駅の一部が焼ける
・2011(平成23)年4月1日:駅構内終日全面禁煙化
・2012(平成24)年4月1日:駅ナンバリングの導入
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
・2013(平成25)年4月1日:駅の無人化
(駅 名 標)
(踏切上から汐見橋方面を望む)
(極楽橋方面を望む)
(沢ノ町駅駅舎・西口)
(沢ノ町駅駅舎・東口)
撮影年月日:2016(平成28)年12月18日