Rさんはフィリッピンから国際結婚でやってきました。国際交流会などではいつも積極的に参加する方です。12歳になった娘さんを一生懸命育てながら、日本の社会に溶け込み、隣近所のお付き合いも尻込みせずにやっている頑張り屋のお母さんです。先日作文をいただきました。ほんの一部個人名を伏せました。そのほかは誤字を除き原文どおりです。(筆者)

日本に来て17年目。文化や言葉の壁、習慣の壁等による不安や不便も当たり前のことですけど、私の場合はR家と親類を先頭に、夫のお友達や近所の皆さんの温かさと親切さに感動しました。ほめて、支えてのおかげで、自分らしい自分が今の私はあります。結婚5年目。初めて妊娠して、日本語の母親学級に学び、新しい仲間たちがどんどんできて、信頼関係、長いお付き合いのすばらしさに気持ちいっぱいで感謝をしています。皆さんのやさしさで、感動的な日本の美しい心を見つけて、大切にします。おかげさまで、ひとり娘は今12歳になりました。娘の同じ年ぐらいの私を、思い出すだけで笑顔が出てきます。幼い頃から、よく考えて、よく話し、何やっても愛情をこめて、責任もとって、家の決まりも守りました。親の心強い躾、厳しさに愛情いっぱいの家庭でした。学校でも一家族のようで楽しかった。いじめもなく、元気な毎日でした。先生も母のようで、よく怒りました。しっかり者で大好きでした。お休みの日に自然の中でのんびり遊びました。家事の手伝いもしました。身体の必要な休みもちゃんとやって、大事なことでした。本当に温かい思い出いっぱい、幸せいっぱいの時代でした。今の私は、娘との親孝行の時間を大切にしています。自然や動物に関心のある娘は、人間社会にも心を広げると…まあ、やっぱり娘は娘で自分なりに、自ら進んで幸福への道に自分からの力でできるとよいです。親として、娘の気持ちを大事に成長しながら見守ってあげます。見える幸せよりも、娘の健康と感じる幸せを祈っています。クリスチャンとして娘も洗礼をしました。毎日の習慣の一つ、夜寝る前に一日のこと忘れずに神様に感謝をしています。生きているだけで感謝!感謝!
文化のどっちか、どっちも良いですが、でも日本で住んでますので、皆さんと同じ地域に暮らしながらいろんな形で地区や学校の活動に努力します、文化の強い日本の生活にいろんな苦労をしてます。泣いても、笑っても、必要相談、簡単ではありませんが、自分の弱さに負けないように、くだらないプライドに乗らないです。実は自分の中の強さがあります。諦めない気持ちで自分からすすんで前向きにしています。知らないうちに理解をできる日本の生活になりました。不思議に、すばらしい日本の文化、いっぱい見付けて、楽しいこといっぱいです。盆栽の楽しさに感動します。厳しく育てて、生長したら本当に立派ですね、人間と同じですよ~。まだ、まだ、すばらしさいっぱいです。日本の庭や花和服茶人の茶会(京・和)茶菓子焼き物やetc...
日本の“和”ということ、日本の心を、心に少しでも関心があれば、少しでも興味をもっていると日本の生活に住みやすくなる、日本人のやさしきも温かさも感じるようになる。お年よりの智恵をしっかりいっぱいもらって、子供達の元気も、若さもチャンスにつかって、これは時間と同じで一秒でも戻らないです。まあ、自分はフィリピン人という人間は忘れる訳ないです。フィリピンのすばらしい文化も、温かさの子育て、フィリビン人のやさしさもいつも心に大事な宝物です。フィリピン人で生まれて本当によかったです。
今の自分は、気楽にいろんな形で自分らしくうちの世話を先に活動をします。行ける時、出来ること、人のためにも役にたてば幸いです。そして、結論として、お互いを理解するために日本の方式を押しつけるのではなく、先に自分のことを知ることです。まず、日本の標準的な文化や生活習慣を知ってもらい、明るく、自分らしく、皆さんと暮らしながら、いろんなことに努力して、気楽にしましょう。その上でどの方式を選択するかは、本人に任せよう。
