相田みつをさんの書 7回目を御覧ください。
相田みつを「新版 いちずに一本道 いちずに一ッ事」角川文庫 より
【子規365日】■6月24日
夏帽(なつぼう)の古きを以(もっ)て漢方医(かんぽうい) 1896(M29)年
夏井いつき【子規365日】朝日文庫
《夏帽》の俳句
・夏帽子おなじうれいにかむりつれ 万太郎
・夏帽に照りて真白き雲ばかり 秋桜子
・夏帽の笑顔瞼(まぶた)にありて亡(な)き 楸 邨
横田正知編「写真 俳句歳時記 夏」現代教養文庫 より
谷口 璽照さんのコメントです。
《宅配便 (谷口璽照)
相田みつを氏と親しかった松原泰道さんの法話です。
「災難とか病気というものは宅配便だ」と、「南無の会」の会長だった松原泰道さんは仰る。宛名指定、私宛ですから私が受け取らなければ、誰も受け取ることができない。つまり、逃れることのできないものは、逃れようと思っても駄目なんです。あのとき、地震がなかったらとか、あのとき飛行機に乗らなかったらという、そういう比較をすると、いつまで経っても悩みはなくならない。あのときの災難があったからこそ、あのときの失敗があったからこそ、今の自分ができたんだという、マイナスの価値をプラスに変えていくということ。そこに人生の生き甲斐があると仰言る。
浄土真宗では、すべてを阿弥陀さまからの宅配便、阿弥陀さまからの授かり物だと受け取ります。災難に遭ったら逢ったで、必ず何かを受け取っているわけです。何かプラスになるものを見つけていこう、それが苦境を乗り超えることにつながります。
3.11の津波で、家も仕事も、かけがえのない家族までも失った漁師の方が「大変だった、辛かったが、前に進むしかない。新たな一歩を踏み出すことだ。必ず明るい明日が待っている」と語っていました。》
「災難とか病気というものは宅配便だ」と、「南無の会」の会長だった松原泰道さんは仰る。宛名指定、私宛ですから私が受け取らなければ、誰も受け取ることができない。つまり、逃れることのできないものは、逃れようと思っても駄目なんです。あのとき、地震がなかったらとか、あのとき飛行機に乗らなかったらという、そういう比較をすると、いつまで経っても悩みはなくならない。あのときの災難があったからこそ、あのときの失敗があったからこそ、今の自分ができたんだという、マイナスの価値をプラスに変えていくということ。そこに人生の生き甲斐があると仰言る。
浄土真宗では、すべてを阿弥陀さまからの宅配便、阿弥陀さまからの授かり物だと受け取ります。災難に遭ったら逢ったで、必ず何かを受け取っているわけです。何かプラスになるものを見つけていこう、それが苦境を乗り超えることにつながります。
3.11の津波で、家も仕事も、かけがえのない家族までも失った漁師の方が「大変だった、辛かったが、前に進むしかない。新たな一歩を踏み出すことだ。必ず明るい明日が待っている」と語っていました。