昼食後はフリータイムだったので、4人で市内散策。(あ、ツアーで一人参加の女性が一緒に、とおっしゃったので途中まで一緒だったかも。)この旅行、第一目的の我がヨハン様の銅像で写真を撮りました。半端じゃないくらいしつこく。幸い、なぜか私達が行った時間は貸し切り。日本人じゃない方たちが少し集まったのでしばし中断。そしてまた写真を撮りました。だって、離れたくなかったもの(*^_^*)。像が高くて、生憎本体に抱きつくことは出来なかったけど、足に抱きついたりキスをしたり、これらの写真は全部主人が撮りました。はい!(^^)!。切りがないのでヨハン様にお別れし、公園の中のベートーベンやシューベルトの像もちゃんと写真は撮りました。
それから、地下鉄に乗ってヨハン様の家を探しに行きました。テンションがピークの私は、地下鉄の中で結構大きな声で娘と騒いでいましたが、誰も日本語が分からないのでよかった。こんな時代でも日本人が地下鉄に乗っているのでさえ珍しいのに、いい年のおばさんが騒いでいたので、じろじろ見られていましたが、知ったこっちゃない。
地下鉄の駅を降りて歩けども、目指すヨハン様の家は見つかりません。ついに鉄道の駅に着いてしまいました。それでは行き過ぎです。来た道を戻りつつ、3人(母の目は期待してない)が6つの目を凝らしてもそれらしき家は見つかりません。主人さえドイツ語は解らないし途方に暮れ諦めかけた時、天使が現れました。私より年上の天使でしたが!(^^)!。車椅子におばあさんを乗せ、押して歩いているおばさんが英語を話せるらしく、主人がたどたどしくも私よりましな英語で尋ねました。地元の方だとおぼしきその方もヨハン様の家を知らなくて、フルーツ屋の店内に入って聞きに行ってくれました。その間、車椅子のおばあさんはそこで待っていたわけですが、見ず知らずの私達におばあさんを預けて不安ではなかったのかしら(@_@)。日本人が治安がと思っている外国も、案外日本と変わらないのだと思いました。日本も治安が悪いこともあるし、悪い人はどこにでもいますからね。
ヨハン様の家は、それでもまだはっきりしませんが、おおよその方向と距離は何とか教わりました。教わった建物の入り口を恐る恐る入っていくと、奥にマクドナルドの裏口がありました。それでもまだヨハン様の家は見つかりません。マクドナルドの裏口で、ヨハンシュトラウスの名前を言うと、入ってきた建物の入り口を指さします。それは何の変哲もない普通のアパートの入り口で、とても世界のヨハン様の家とは思えません。入ると自転車がずらり。半信半疑で階段を昇って、やっとヨハン様のお宅にたどり着いたのでした。
思えば、モーツアルトの家もアパートの2フロアを記念館として使っているだけで、他のフロアは普通に人が住んでいるし、シェーンブルン宮殿も一部は公務員住宅になっているので、ヨハン様の家も普通のアパートの1フロアが記念館になっているのは、おかしくはないけれど、日本では考えられません。モーツアルトの家は、壁が黄色くて看板もわかりやすく人の出入りも多いけど、ヨハン様の記念館は、私達貸し切り。看板もないのでとてもわかりにくいです。ガイドブックに見つけづらいと書いた方がいいと思います。
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