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車大歳神社と翁舞神事

2014-05-31 14:01:48 | 神戸市須磨区
2014年5月30日、車大歳神社にお参りしました。
「武庫郡誌」には大化2年(646年)の創建と記載されており、孝徳天皇が創建したと伝えられています。もとは三木街道の南の地に鎮座していました。社殿が非常に壮大であったので「大堂」と呼ばれていたのがなまって、今の「車大道」になったといわれています。
説明書より、
翁舞神事は、毎年1月14日午後7時に行われます。
この翁舞は、「天下泰平」、「国土安穏」、「五穀豊穣」などを祈願するための行事です。地元ではこの翁舞のことを単に「お面」と呼ぶことがあります。この行事の起源に関わる資料や伝承は残っていませんが、江戸時代の終わりころの文久2年(1862)の台本が残されていることから、少なくとも江戸時代の末にはすでに行われていたことがわかります。長い歴史の間には、戦争などで一時中断された時期もありますが、そのたびに復活し、現在は翁舞保存会の手によって保存・継承されています。
 この翁舞の特色は、次のとおりです。
 一、現在の一般的な翁舞は「露払(つゆはら)い」・「翁」・「三番叟(さんばんそう)」の三部で構成されていますが、車大歳神社では三番叟のあとに「父尉(ちちのじょう)」の部分が付加された四部構成となっていおり、「父尉」を省略していない古態ををとどめた形態を伝えています。
 一、文久2年の台本には「父尉」の前に「延命冠者(えんめいかじゃ)」の詞章が入っており、江戸時代の終わりには五部で構成されていたことがわかります。
 一、「翁」・「三番叟」・「父尉」の三面は御神体としてこの神社の本殿に祀られています。
 これらの特色から、車大歳神社で行われる翁舞は、古態を守ったもので芸能の変遷を示す重要なものであるとして、平成十二年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
神戸市須磨区車字松ヶ原551
慶雲寺から南東へ徒歩5分ほどに鎮座しています。
翁舞の説明書





鳥居

手水舎

拝殿



本殿



末社



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