新潟県の花の山
角田山は
オオミスミソウとカタクリの花盛りでした。
角田浜-(桜尾根)-山頂-五ヶ峠分岐-灯台-角田浜
病気見舞いが目的の新潟行きでしたが
この季節にこの地方を訪れたからには、ぜひとも登ってみたい山がありました。
田中澄江さんによる 『新・花の百名山』の一座、角田山です。
佐渡・弥彦・米山国定公園の一角、角田山には7つのトレッキングコースがあり
シーズン中の土日には、各登山口を結ぶ周遊バスが運行されています。
それぞれにお花を楽しめる コースだということですが
今回は、角田浜から桜尾根を登り、灯台コースを下ることにしました。
この桜尾根は公式には紹介されておらず
入り口には、右のような看板が立てられています。
地権者のご好意で通らせてもらっている私たちです。
この日も多くの登山者が利用していましたが
通行禁止などということにならないよう
登山マナーを守っていきたいものですね。
取りつきから 濡れて滑りやすくなっている登山道をジグザグに上がっていくと
ほどなく オオミスミソウやカタクリの花が見え始めました。
でも、昨日の冷たい雨に打たれたお花たちは
まだ時間が早いこともあって、下を向いて閉じたままでいます。
尾根に乗るとようやく薄日が射し始めましたが、行く手にはガスが立ち込めています。
あれあれ? さっきまでいいお天気だったのに・・・。
下を見ると 浜は晴れていて、どうやら山頂付近にだけ雲がかかっている様子でした。
ときおりの薄日に、少し開いてきたオオミスミソウ
展開前の葉っぱの産毛が可愛くて
なんとも愛らしい 開きかけのお花たちです。
葉は三角形で三浅裂しているオオミスミソウ
ガクのように見える緑色は茎葉なんだそうです。
いったん緩んだ登山道が登りにかかると
斜面はカタクリの花で埋め尽くされるようになります。
何度もこんな斜面が続きますが、日射しがないのでお花は閉じたままで
愛らしい 白や薄紫のキクザキイチゲも同様でした。
なんとかガスが取れてくれるといいのだけれど・・・。
エンレイソウ/キクザキイチゲ/ショウジョウバカマ
キクバオウレン/ミチノクエンゴサク/カタクリ
カタクリの間に咲く たくさんのオオミスミソウや小さなお花たちを見ながらの 尾根道は
やがて灯台コースからの道を合わせ
雪が融け残った道を少し進むと 山頂に出ました。
まあ・・ なんということでしょう
あっというまに 青空が広がってきました。
山頂はとても広く、この日を待ちかねていた 大勢の人たちでにぎわっていました。
また、日射しが戻ってきたのでとても暖かく、小さな蝶もひらひら飛んでいます。
軽くお昼をすませ、灯台コースへ向かいます。
こちらのお花はどんなでしょう。たくさん咲いているといいのですが。
青空と日射しのもどったこちらの登山道は
どろどろ ぐちゃぐちゃの 状態から始まりました。
長靴をはいている人が多いのは
こんなわけだったのですね。
五ヶ峠や浦浜へのコースを分け、標高が下がると気持ちよく歩けるようになり
また、カタクリロードが出現しました。
カタクリには、やはり 青空が似合います。
白花や、薄いピンク、葉に斑の入らないものもあるのですね。
桜尾根に比べると登山道近くに咲いている オオミスミソウは少なく
斜面の下のほうに、おまけに、ほとんどが谷を向いて咲いていますが
なかには にっこり微笑んでくれるお花もありました。
やがて、行く手に日本海が見えてきました。
今日は霞んでいて 佐渡は見えませんが
日本海を望む雄大な景色のなかを
中央に 白く小さく見えている 灯台へと下っていきます。
小ピークをいくつか越えていくと
こんな見事な眺望が広がりました。
あの日、多くの尊い大切な命を飲み込み、さらっていってしまった 東北の海も
かつては、こんなに穏やかで美しい姿を見せてくれていたのでしょう。
幾度となく目にした 津波の映像がよみがえってきて、胸がざわざわとしてきます。
どうか 一日も早く、かの地に安穏な日々が訪れますように
美しい海を、穏やかな気持ちで眺めることができる日が やってきますように
灯台からは、コンクリートの階段を下り
海抜0mへ降りました。
この日一日だけの晴天に恵まれ
見ごろのお花たちに会えて
思えば、とても幸運なことでした。
また機会があれば、こんどは別のコースを歩いてみようと思います。
こんなに咲き乱れちゃって・・・しかも みんなジョウモノですね~
パラダイスですなぁ~
オオミスミソウも可愛らしい花ですね。
行きたい 行きたいと思ってなかなか願いが叶わない角田山!
やっぱりとっても素敵ですね(#^.^#)
これはなんとしても行かなくては・・・
でもでもさすがに新潟は遠くてね GWくらいしか行けない
そうするとお花の季節は終わっちゃうんですよね(涙)
ミスミソウとカタクリの競演
見せていただいてありがとうございます!
角田山に行かれたのですね。とっても素晴らしい山ですよね。私も丁度ハナネコさんと同じ日に(十年位前かな?)三角草見たさに行きましたが、海を見ながら好きな花を見ながら・・・私の好きなロケーション続きでうっとりでした。
旅行に行った時に弥彦神社でビニールポットに三株植えられていた三角草を買ったのがきっかけで育て始め、今では数十鉢以上になり、花の好きな方に差し上げたり、我が家にお花見に来る方もあり、毎春何かと元気付けてくれる有り難い花なんですよ、私にとっては。
楽しかったでしょ。
花いっぱいだものね。
葉に斑が入らないカタクリもあるんですね。
初めて見ました。
角田山 いつもみなさんのレポで楽しんでいます。
行ってみたいな~。
ジョウモノのカタクリは見事でした♪
お花好きでなくても、にこにこ顔になってしまうこと請け合いです。
オオミスミソウはちょっとだけ盛りを過ぎた感じでしたが
蕾もあったので、いいときだったと思います。
ラッキーでした v(^-^)
角田山、やはりねらってましたか (^-^)
雪国の花の山は素晴らしいですね。
知られていないだけで、花の山は他にもたくさんあるのではないかしら。
GWだと、佐渡がよさそうですよ。
私はまだ行っていませんが、いつかは・・と思っています。
フクシアさんも、やはり行かれたことがあるんですね。
お天気の良い日に灯台コースを下るのは、気持ちいいですね。
今回は、震災と津波を思い出してしまって、めげてしまいました。
弥彦で買ってこられた ミスミソウのその後
先日ブログで見せていただきましたが
育てるのがお上手で、感心しました。
>はなねこさんも
っていうことは、どなたかお知り合いがお出かけだったのですね。
人気の山ですから、まあ 有りうることですね。
今回はいろいろあって、計画を白紙に戻していました。
それでまた急遽行くことになったわけですが、結果は◎でした。
行けるときに行っておかないと・ですね。(^-^*)
あら、pallet さんはもう行ったことがおありかと思いましたわ。
新潟(それも海岸)は、ちょっと遠いですね。
行くとしたら一泊で、弥彦山とセットにするとかがいいかしら♪
葉に斑の入らないカタクリは、見たのはほんの数株でしたが
佐渡のカタクリはこのタイプのようです。
とってもすっきりして、美しいですね。