低山の紅葉もそろそろ見頃になったのではと思い
以前から気になっていた 熊倉山南西尾根を登ってみました。
小春日和の穏やかな日でした。
上野原駅-井戸バス停9:05-長泉寺9:20-笹尾根縦走路10:35-10:40熊倉山11:00-
軍刀利山11:10-三国山11:25-11:35生藤山11:45-13:00醍醐丸13:25-
和田峠14:00-15:05和田バス停
2人(夫)
上野原駅8時28分発のバスは、中央線ダイヤの乱れを受け、少々遅れて発車
終点の井戸バス停までは、十数人が乗って行きました。
車道を歩き出すと、左手は 気持ちよく開けて、畑の先に 権現山がすっきり
左に目をやれば、雪が多くなった富士山が頭を出しています。
進んでいくと、商店の前に 軍刀利神社の案内があり、まもなく鳥居が見えました。
生藤山への登山口はこの先にあり、他の方たちは全員がこちらを行かれたようです。
私たちは鳥居の前を左手に折れて進み、長泉寺へ向かいます。
今日 登る 熊倉山の南西尾根は
新ハイキング社「静かなる尾根歩き」
に紹介されている
バリエーションルートですが
sanpo さんや 山の先輩方のレポを拝見すると
尾根を外さないようにしていけばいいので
そう難しくはなさそうです。
民家へと向かう道を 途中で右手に登って行くと
静かなたたずまいの長泉寺があり、傍らの イチョウが黄色くなっていました。
左手植林の中へと伸びる道が見えます。
目印となるような ものはありませんが
ここを通る人も多いのでしょう
幅1m以上のしっかりとした道になっていて
そのことが かえって不安になるくらいですが
ここが取りつき地点でした。
数分で尾根を乗り越し、右手に折れて、尾根沿いに登って行きます。
倒木や 踏み跡が薄いところもありましたが、特段 迷うようなところはありませんでした。
足元にはカンアオイがたくさんあり
葉っぱの下には花が見えました。
30分もすると 前方が明るくなり、自然林に入りました。
まだ 緑色の葉も多く残っていて、全体的には若い(って変だけど)紅葉です。
紅葉の先には この後 歩く予定の 尾根が 見えました。
きれいな色たちに 浮かれていると、すぐにまた 植林帯になりましたが
尾根の右手、日の当たる 東側は 自然林です。
輝く黄金色に 吸い寄せられるように進んで
直進した夫の姿を見失い、あわてて急な斜面をよじ登ったり
見上げてばかりいて こけそうになったり
( 「落ち葉でふかふかなので 足元がね~」 と しないでもいい言い訳 )
いつもの通り、寄り道を楽しみながら 登って行きました。
色とりどりの なんてきれいな木々たち
この季節、人が踏み入ることのない たくさんの尾根や斜面でも
きっと 木々は こんなふうに 精一杯 輝いているのでしょう。
今日、この斜面の美しい彩を見るのは 私たちだけかもしれない
そう思うと、もったいない気になります。
左にカーブして 急登を行くと
( ↓ の写真の右手から出てきました )
この先は 一般ルートで
右へ進んでいくと、まもなく 熊倉山の山頂(966m)でした。
南側には 丹沢や道志の山が霞んで見え
北側の奥多摩方面は順光なので すっきりと見えますが、残念、こちらは梢越しです。
富士山には 雲がかかり、山頂部分だけが覗いていました。
次の軍刀利山(軍茶利山、ぐんだりやま) へと 緩やかににアップダウンして進んでいきますが
ときおりトレランの人が通るだけの 静かで穏やかな縦走路です。
軍刀利神社元宮のある 山頂は
眺めもよく、のんびりするのにぴったりです。
山頂の一画には
警告の看板がつけられた桜の幼木がありました。
これを植えた人は、ここでお花見をしたかったのかもしれませんね。
そうして、また穏やかにアップダウンして 三国山に着きました。
富士山は雲に隠れてしまいましたが、大菩薩方面がよく見えています。
鎌沢や石楯尾神社からの登山道が上がってきているので
ここからは、登山者が多くなりました。
三国山から生藤山(しょうとうさん)まではわずかの距離で
今日は、めずらしく 貸切の山頂(990.3m)です。
木々が茂って 眺めが悪くなったので、皆 素通りしてしまうのかもしれません。
~ ~ ~
急な岩場を下っていくと、次のピークは 茅丸ですが
気持ちよさそうな南側の巻道を行きましょうか。
いつまでも どこまでも 歩いて行けそうな 道が続きます。
階段を登って行くと
連行峰(れんぎょうみね)
北側に 柏木野への万六尾根が伸びています。
山頂にある道標には、「連行山」とありました。
連行峰からは どんどん下っていきます。
北側は植林帯になりましたが、日射しのある南側は自然林で
岩がちになったり 痩せ尾根になったりと、変化のあるところです。
山ノ神から和田へ下る斜面を覗いてみると、こちらも黄色や赤が光っていますが
今日はもう少し先まで行きます。
ほどなく 植林帯になると、日も翳りがちになってしまいました。
同じ風景ならピークを踏んでいきましょうと
醍醐丸
高岩山も通って
和田峠へ下り立ちました。
今から陣馬山に登ると
和田発15時40分のバスに乗るには
ギリギリの時間ですね。
駅まで歩くつもりはないそうです。
そんなわけで、まさかの車道歩きを選択しましたが
途中、車道左手下の 沢沿いにつけられた 『 やすらぎの小径 』を下りながら
「鍋こわしの滝」を見たり、「義経の足跡」をさがしたり(見つからなかったけど)
車道に戻ってからは、こんな景色にも出会い
つまらないと思っていた道も それなりに楽しんで、和田バス停に出ました。
未だ緑色の葉があり、黄色や橙の葉があれば 紅もあり、さらには落葉した木もあり
このあたりの紅葉が 今が盛りなのかどうかは 迷うところですが
初めての熊倉山と 久しぶりの生藤山は、さまざまな色と表情を見せてくれました。
こういう状況で 久しく紅葉を見ていないような気がします。
うらやましい・・・(¬з¬)σ ・・・・・ ジー
ここって 奥高尾になるんですか?
月末じゃあ もう紅葉は終わってしまいますよね?
熊倉山と聞いて秩父の熊倉山かと思ったら、
上野原方面でしたか、紅葉も見頃のようですね。
カンアオイまで咲いていて、季節を間違えそうです。
レポ、拝見しました。
省略や意味不明の多いレポでも、お役に立てて嬉しいです。
ちょうどいい時期だったようで、紅葉も黄葉もきれいですね~♪
山頂直下の東側斜面の黄葉が、ほんと!輝くばかりで素晴らしいです。
私はお向かいさんの山でしたが、こちら方面もすっきりよく見えていました。
この日は本当に穏やかな小春日和で、まさに登山日和でしたね。
遠くの山も、近くの山も、読みが良いですねぇ。
こんな素敵な光景の後には、寒い季節がやってきますね。
生藤山もいつか歩こうと思っているところですが
まだ未踏です。紅葉も里に近づきいよいよ
終盤戦ですね。この時期の高尾、陣馬あたりも
いいものですね。
きれいな写真、楽しませていただきました。
ここは陣馬山よりもっと西になります。
最後のほうに歩いた 醍醐丸から和田峠は奥高尾縦走路
熊倉山や生藤山は笹尾根ですね。
月末にお出かけの予定なんですか?
紅葉はちょっと厳しいかなぁと思いますが
麓なら残っているかもしれませんね。(^^)
秩父の熊倉山も気になってはいるのですが
今回は、こちらの熊倉山でした。
紅葉は色とりどりできれいでした。
緩やかなアップダウンが続く尾根道なので
ずっと浮かれながら歩いていました。(^^;
いつも参考にさせていただき、ありがとうございます。
山頂下のあの黄葉は光り輝いていて、今になって考えると
あのままヤブを突き進んでもよかったのでは・・・と思います。
最終的には登ればOKなんですから。
縦走路の紅葉もまずまずでした。
お向かいの山もよかったのでしょうね。
レポ楽しみにしていますね。(*^^*)
黄葉の時季にこのあたりを歩いたのは初めてですが
ドンピシャだったでしょうか (^^)
低山の紅葉黄葉は色が冴えないような印象がありましたが
そんなことはありませんね。
ゆるゆると歩けるし、私にはぴったりでした。(^^;
日曜日に義母を連れて道志の温泉に行きましたが
石砂山の斜面がとてもきれいでしたよ♪
紅葉もいよいよ里に下りてきましたね。
近くの公園のサクラやナラの木などが、とてもきれいです。
休日の高尾山は人が多すぎて行く気になれませんが
生藤山はそれに比べると、ずっと静かです。
冬は鳥も多いようですし、南側から登れば暖かくていいですよ。
この冬にでもおでかけください。(^^)