先日、何かの番組で尋常小学校の教科書を紹介していた。
小学3年のもので、漢字も旧字体なのでかなり難しい。
それを昔の小学生はすらすら書けていた。
算数も計算問題がものすごい量、載っている。
今の小学生達はそれを見て驚いていた。
昔の人はすごい!とも言っていた。
また、算数や国語の教科書以外にも
作法の時間(修身というのかな?)というのがあって、その教科書も放送されていた。
鉛筆の渡し方、ほんの渡し方、
挨拶の仕方、親に対する話し方などなど
ものの渡し方など、相手が受け取りやすいように、
そのあと使いやすいように渡す。
話し方は相手を尊重しての言葉遣い。
とにかく、相手のことを考えての行動や発言が書かれてある。
「礼儀」と「思いやり」
これを授業で教えられていたことは強制的であるとはいえ、
昔の方達は礼儀をわきまえるということや
相手を思いやる言行が自然と身に付いていらっしゃると思う。
そしてそれは日本の美徳となっていると思う。
先日、国会議員によって、礼儀も思いやりもあったもんじゃない醜態があった。
11月29日の議会開設120年記念式典で
民主党の議員が天皇、皇后両陛下のご入場まで起立されている秋篠宮ご夫妻に
「早く座れよ。こっちも座れないじゃないか」と不平を漏らしたことや、
自民の議員の携帯電話の着信音が鳴り響くという
本当に呆れた失態。
尋常小学校世代じゃないにしても
今よりもずっと厳しい教育を受けていたに違いなく、
それに高い学歴を持っている方。
そんな方達が、情けない。
そんな方達に国政を任せている私たちは
なんだか切ない・・・
また年が明けると成人式がすぐにある。
新成人もこの頃はずいぶんおとなしくなったが、
また成人式で非常識な行動をとる若者達がいたら
彼らのことを国会議員の先生方はいったいどういうのだろうか?