これから冬枯れで、さびしくなるベランダにも
うるおいがほしくて
ビオラの苗を買って植えました。
古い家のかたつけをしていたら
母が作った綿入れのはんてんが何枚も出てきました。
北の町に住む娘家族のことを思いながら
古い着物をほどいて作ってくれたのでしょう。
当時、母は、60代 まだまだ元気
娘が巣立ってしまったさびしさの中
次から次と何枚も作っていったのでしょう。
私は、子育てに夢中の30代
母に負けじとがんばる毎日
綿入れのはんてんは
ちょっと動きづらいし・・・
若い私には・・・
あまりありがたくない
重すぎる母の愛情・・・
それらは、古い家の衣装ケースの中へ
防虫剤を入れてしまいこまれたまま
忘れ去られておりました。
母さん
私も、あと数年で、還暦です。
母さんの綿入れはんてん
枕元において
夜中、トイレへ起きるときに
着せてもらいますね。
母さんのあったかさにつつまれて
いつも一緒です。
母さんの愛情が伝わるのには、時間がかかります。
私も若かったから。。。
いま、こうしてじゅうぶんに伝わっているから
見守っていてくださいね。