フォト俳句・天使の梯子

    時として見る天使のはしご
    まるで神の呼びかけのよう。

            花木柳太
   

桜紅葉

2021-11-27 19:05:15 | 俳句


   さまよいて桜紅葉の癒しかな  






 福岡の筥崎宮と云えば大きな神社である。
 歩き疲れて石垣の上に腰掛けたら後ろの竹やぶの中に猫が居た。
 普通のネコではない。人間で言えば「すっかり悟りを開いたような」猫だ。

 静かに猫独特の正座?をして後ろにいた。目は静かに閉じている。
 神社だけにまるで神様の贈り物のように感じる佇まいだった。
 
 写真を撮って来ればよかったと後悔したが。
 コンビニまで餌を買いに行って戻ってきたらもういなかった。
 戻った時高齢の婦人が居た。どうも朝に餌などあげて世話をしているという。

 有るのはプラスチックの多分お菓子の容器風な水入れが一つ。
 奥の竹藪にダンボールで作ったハウスがさりげなく置いてあった。
 勿論、ビニールでコーティングしてあり、行き届いている。

 兎に角、ゴミ一つ落ちてはいないし清潔に管理されている。
 カラスが散らかすので餌は食べ終えるまで居るという。
 その婦人はもう「18歳ですよ」と云う。18年世話をしているという。
 野良の猫に関して少しでも知っていればその年齢に驚くだろう。
 野良は5年生きれば長生きだ。

 今度行ったときに写真を撮ってこよう。それだけの価値のある猫だ。
 餌はかくしゃくとした高齢の婦人にあげた。(猫缶ひとつのみだけど)

 すらりと伸びた背に綺麗な髪をした婦人だった。
 しあわせな猫だ。これでは飼い猫にも負けないくらい恵まれている?良い猫はすぐ分かる。

 今日も晩秋にしては暖かな一日が過ぎた。
 それでも夜は冷えます。暖かくしてお休みください。

 


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