妄想族戦闘記

乳癌になっちまったよ。
この世の平和のためにキャンサーバスターとして立ち上がったおばさんの冒険記??

いのち

2009年02月05日 | 日記
月曜日 母の受診と訪問調査が 終わりホッとした矢先

携帯電話の着信があった…同僚から…



「○さんの旦那さん亡くなって 明日お通夜だから準備して出勤して」






○さんは転勤前の特養ホームで厨房の主任として 私より一回り以上だが
私の片腕となって頑張ってくれた人だった。







えっ???元気だったよ??どうしたのと聞き返すと




「自分でね…」





あとの言葉はなんと聞いたか 覚えてないほどショックな内容だった。






偶然同じ職場で知り合って お互いの家族同士で付き合って職場の近くの家ってことで 
私が息子が小さく弱かった事に心配してくれて 遊びに行くと筍取りなど
家では味わえない田舎の遊びに連れて行ってくれたりもした 真面目で優しく温かな人だった。





数年前から 躁鬱の病で入退院繰り返して ○さんが言うには
「入退院繰り返しながらの生活だけど おとうさんとのんびり暮らすよ」
と 笑って話していたのに…






ほんのちょっと目を放した隙??
いや、出かけたり彼女は旅行もしていたから…








魔が差す時って あるのかな…
30分畑で草を刈って帰ってきたらの出来事だったらしい。








私は情けないが弱い人間で とても彼女の家に駆けつける力はなかった






次の朝 職場の仲間数人と顔を出した時





泣きはらしながらも気丈に振舞う彼女が 私の顔も見て




「あんたぁ~ごめんねぇ~こんなことになっちゃって」




堰を切ったように泣き出し 経過を話してくれた。





何で謝るの 貴女が一番今大変なのに 

話す言葉も見つからずただ聞くしかなかった。




坦々と通夜 葬儀と進んでいく





命を考えるのは人間だけ 手塚治虫の【火の鳥】の未来編だったかな?

人間が滅亡して なめくじが支配する世の中になった時 
人間と同じ経過をたどり滅亡する最後のなめくじが 

神様に「神様何故私達に知恵をお付けになられたのでしょうか 
昔の様な生き物なら死の前にしてこんなに不安で恐ろしい目に合わなかったのに」って
内容だと思ったけど 病気になった時思い起こさせられた。




私が生き物大好きなのは 一生懸命常に前向きに生きていることなんだけど
それは 死を知らないからだっていう人もいる。




命の重さってナンだろう…勝手に自分で逝くなら その命頂戴よって
思えた時もある。






でもね 病気がさせちゃうんだよ 以前テレビでうつ病の患者さんが
本人は自覚なく 気が付いた時は線路の上を歩いていたって





一昨年知り合いの人と話していて 彼も欝で仕事失い 
今は見習いでデイサービスにパートに行っている。

薬も飲まなくなったから大丈夫 ほっこ君も大変だがお互い頑張ろうと言い合って
数ヵ月後新聞の訃報欄に載っていた。





肉体の病気より 表に現れないだけ辛くて たまらない病気だね。






私の様な癌が完全なくなる治療も欲しいが 
心の病気を取り去り 前を向いて全うできる生き方が出来る治療方法が
早く開発しますように…残された遺族の方たちを見ると願わずにはいられない。



○○さん心よりご冥福をお祈り申し上げます。


○さん 今は悲しくてても 絶対晴れる日が来るから挫けないでね。
(中島みゆきの歌みたいだけど…)
皆が見守って いるからね。



すみません 内容が内容なのでコメント投稿はお休みします

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