昨日は、元同僚に誘われて、なんば千日前にあるTORII HALLで、落語&狂言を堪能してきました。
上方ビルの4Fにあります
実は、落語も狂言もちらっとTV鑑賞をしたことがありますが、生で聴く&観るのは初めて。
女性の落語家さんのようなお名前なのでそうかなと思っていたのですがそうじゃなく、桂春菜さんというのは故・桂春蝶さんの愛息子さんらしいです。いわゆる二世さん。
プロフィールの中の趣味に、哲学研究って入ってるのが気になります。
さて、元同僚が顔なじみとのことで楽屋訪問をさせていただきました。お忙しいなかツーショット写真を撮らせていただきました。ミーハー健在。
お忙しい中ありがとうございました
お父上の春蝶さんのお名前もよく知らないぐらいのレベルで、「お写真を!」と言っちゃいました
桂春団治さんの一門さんらしいです。ただ桂春団治さんというのも名前だけは知っておりますが、いまいちよく知らないレベルです。まぁ言うたら米朝さんのことだって知りません。米朝って字面からは、一瞬、米国と北朝鮮かと思ってしまうぐらいですので...ってフォローになってない?(春蝶さんは、50代ぐらいの阪神ファンのオジサンには、阪神ファンの痩身落語家として有名だったそうです。)
受付を済ませて開演までの間に、ビルの隣にあった居酒屋さんで夕食。初めて入ったのですが、当たりでした。
中央卸売市場から新鮮なネタを
付き出しもナイス!
生の素材を炭火で自ら焼く
またご馳走になっちゃいました
さて満腹になったので、開演ぎりぎりになりましたが、再びTORII HALLへ。
前座?らしき方の名前が
ご奉公ネタは面白いね。
次はいよいよ春菜さんの登場です。ネタは、NHKの朝ドラで有名になった『ちりとてちん』。間に今回のゲストである狂言師の茂山逸平さんとの対談、茂山逸平さん・茂山童司さんによる狂言『寝音曲』を挟んで、締めは、かなり難しい演題だという『高尾』でした。
『ちりとてちん』熱演中
さて、出来はどうだったのでしょう。
ちょっと失敗だったみたいですね 気合いが入っているのが伝わってきましたね、確かに。でも初心者には十分に面白かったですよ!
『高尾』を熱演中
茂山逸平さんとの対談と狂言もたいへん楽しませていただきました。狂言もあんなに短い演題があるんだなぁ。たいへん面白かったです。
(左)茂山逸平さん(右)茂山童司さん
ただ、いつもと違う脳を使ったのか、帰ってすぐに寝てしまいました
ところで、先に二世さんだと紹介しましたが、林家いっ平さん、2代目林家木久蔵さん、月亭八光さん、三遊亭王楽さんと一緒に『ぼっちゃん5』というユニットを結成して、話題になっているようです。『ぼっちゃん5』...ってね~そのままやん。
いや、しかし、春菜さんに関しては?意外と「ぼっちゃん気質」みたいなのは無くて、むしろ、対談相手の茂山逸平さんにも言われていましたが、暑苦しい!(笑)。
オトナな言い方に訂正すると、さまざまに精力的に、他の方々に呼びかけてゲストとして迎え入れ、研鑽会や落語バトルやと、やってはるみたいです。
実際、配布されたチラシやら資料によると、今回の研鑽会以外にも、大阪の山本能楽堂で「上方伝統芸能ナイト」という企画や、天満天神繁盛亭で「ぼっちゃん5」のぼっちゃんを一人ずつ呼び出して落語バトルを行うようです。
まさに暑苦しい!!...いやいや、ハングリー精神いっぱいです。
山本能楽堂の「上方伝統芸能ナイト」、興味あり。上方の古典芸能を写真者にもわかりやすく、ダイジェストにして見せる公演らしいです。落語だけでなく、昨日もやっていた狂言、他にも能や文楽、舞踊、浪曲など。
ダイジェストにして見せるという点、科学コミュニケーションに一部通じるかなぁという気もしました。無理やりですが。
くいだおれ人形はん
グリコはん
ネット配信(携帯含む)との関係もありますよね。
目先の利益という点については
偽装などをやられると看過できないのですが、
ベストアルバムやオムニバスまでを
そう捉えるというのであれば
残念ながらワタシは意見が違います。
しかし理想的な商業主義へ到るには
どうすればいいか。
なかなか難しい課題ですね。
サイエンスカフェが終わってから
ゆっくりとお話いたしましょう!
これまでは「理想ばかりでは食えない」が常識とされてましたが、僕は違うと思っています。
「理想を追う中で、最善を見つける」べきですし、そういう世の中に徐々に変わってきていると思っています。
「目先の利益」だけに囚われ、自分のことしか考えていない人・会社はどんどんダメになってきてます。
レコード会社もそうです。
入門編としてベストを出すのはいいですが、今みたいになんでもかんでも「原価が安く儲かる」ということだけでベストばっかり出してたら
古いアルバムを買わなくなります。
さて商業主義に反応して少し。確かに安易なカバー曲も多いし憂うべき現状はあるのでしょうね。ただ私たちは売れてナンボの世界にいるのでレコードレーベルも理想ばかりでは社員を養えないし。中間搾取っぽい気はするけど。
でもファン層の裾野が広がったかそうでないかという点で見れば上方伝統芸能ナイトは大好評だったみたいです。音楽業界はわからないけど。
http://yaplog.jp/nightculture/archive/1128
リスナーとしては出来るだけ多様な音楽を聴く機会が欲しいですね。これはオムニバスでという意味じゃなくて、世界で埋もれそうな名曲とかアーチストを発掘して育てる責務がレーベルにはあると思う。
そうですね。
なんとなく「オムニバス」というと
最近の音楽業界での安易な
「ベスト盤」とか
「ヒーリングクラシック」
とかのイメージがあって、
アーティストがひとつのアルバム作品として作っているものを
メーカーの商業主義で簡単に作って売っちゃってる風潮と同じように感じてしまったものですから。
よく知られていることですが、ビートルズはアルバムにはシングルカット曲は入れませんでした。
それは、「ファンに同じ曲にお金を払ってもらうのは申し訳ない」という気持ちから。
また、映画で言うと僕はオムニバスって好きですね。
ひとつのテーマで違う監督が演出するタイプのやつ。
ひとりツッコミありがとうございます。
オムニバスは良くも悪くも、見どころをピックアップしてるので、導入としてはいいですよね。
ただ、その一度だけで面白くないな~となってしまうとファンになってほしい者からすれば口惜しいでしょうね。これ、無理やりですが、サイエンスカフェでもおんなじです。
「面白くないな~」となっちゃうのは、見どころを十分にアピールできなかったということなので企画や構成の問題であり、オムニバスという形式の問題ではないと思うのです。
初めて観るヒトは誰だって中途半端に観ますから。最初っから根詰めて観るヒトなんていないし。それはいわば既にファンの域ですよね。
そんなワケで、ファンというよりマニアの域の方(笑)がオススメの吉坊さんにトライしてみますか。
http://kamigatanight.blog74.fc2.com/
6、7月の出演者が出ていましたね。
確かにダイジェストでいろんな芸能が見られて、その上初心者向けに落語家さんが解説してくれるということですが、「ダイジェスト」というのが「いろいろ見れてお得」なんですが、逆に最近クラシックでもよくある「オムニバスCD」みたくちょっと表面的な気もします。一番怖いのは中途半端に見て嫌いになっちゃうこと。
僕は落語と変な音楽が好きですが、初心者の方と行く時はそのあたりめちゃくちゃ気になりますね。
御大の落語DVDをお貸ししようと思うのもそのためです。(PCで見ていただいて結構ですよ)
といいながら「1回で落語も能も舞も浪曲も体験できて軽食付き」にはそそられます。
(どっちやねん!)
ちなみに、能楽堂には一度お仕事でお知り合いになった「伊瑳谷門取(いさやもんどり)」さんの舞を3年ほど前に見に行ったことがあります。
でもその一度きり。
http://www.jiraiya.co.jp/mondori/
DVDはPCで観るんですがそれでもOKでしょうか?(笑)
山本能楽堂いいですねぇ。実はワタクシ行ったことがないんですのよ。上方文化にまったく触れてませんわ。しくしく。
http://www.noh-theater.com/index.html
山本能楽堂のウェブページ、かっこいいですな!やっぱり歌舞伎よりも、能や狂言、文楽がいいなぁと思う。実はカルチャーセンターで能をほんの少し習ってたことがあるのです。
初心者なので、能も文楽も講談も...とダイジェストにして楽しみたいですがやっぱり落語ですか。吉坊さんってホープなんですね。ちょっと雰囲気が「えなり君」タイプ。
hamarieさんは落語初心者(写真者?)のようですので上方落語四天王といわれた方々のDVDをお貸しいたしましょう。
くいだおれも道頓堀のグリコも原色いっぱいで改めて「ミナミ!」って感じの写真ですね。
山本能楽堂には6月25日に別の落語家さん(桂吉坊さん)の独演会に行こうかなと思っていたところです。この落語家さんは若手ではピカイチうまいです。
http://www.kichibo.net/