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愛着障害

2014-09-21 13:40:33 | books
愛着障害 子ども時代を引きずる人々/岡田尊司 光文社新書


最近
発達障害かと思った子どもが実は愛着障害だった,とか
発達の問題の背景にはかなりの割合で愛着の問題があった,とか
を耳にするようになり,
「愛着障害」は気になるフレーズだった。

本書によれば,
愛着障害あるいは愛着に偏りがある成人は全体の三分の一はいるらしい。

実際,愛着障害と思われる著名人がこれでもかとばかりに例示されている。

例えば,
夏目漱石,川端康成,太宰治,谷崎潤一郎,中原中也
オバマ大統領,クリントン元大統領,チャールズ・チャップリン,
スティーブ・ジョブズ,マーロン・ブランド,アーネスト・ヘミングウェイ,
などなど
果ては釈迦に至るまで。

これだけ多くの人が愛着障害や愛着に偏りがあるとなると,
ひょっとして自分も…という気になってくる。
症例のいくつかは思い当たるふしもある。
読み進むうちにだんだん不安になってきた。

そういう不安をお見通しか,
本書にはご丁寧に「愛着スタイル診断テスト」というのが付いていた。

どきどきしながら自分を診断してみた。

結果は「安定型」(愛着不安,愛着回避とも低く,もっとも安定したタイプ)だった。

ちょっと,ホッとした。


愛着障害の子どもの例やその望ましい対応や修復などが知りたかったのだが,
それについてはあまり触れられてなかった。


















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