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箱根へGO!!

箱根ビジターセンターのスタッフが自然、登山情報、イベント情報など「箱根の今」をお伝えします。
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木材にカミキリムシ

2012-08-07 11:49:19 | 
伐採された木々をよく見てみると、、




ニイジマトラカミキリ


こんなのや、



ラミーカミキリ


こんなのや、



ルリボシカミキリ


こんな美しいカミキリムシが観察できます。

かれらは枯れ木に産卵し、幼虫は材部を食べます。
カミキリムシの種類によって食べる樹木が異なるのでいろいろな伐採木があるところにはいろいろなカミキリムシが集まります。


また、集まってくるのはカミキリムシだけではなく、私のようなカミキリ屋も誘引されて集まります(笑)




ちなみにルリボシカミキリは生き虫展示としてVCで活躍中です。



byスダッチ


アカハナカミキリ

2012-08-03 21:46:04 | 
最近ノリウツギの花が満開となっております。



ノリウツギには数多くの昆虫たちが集まります。
ハナムグリ、ハナノミ、カミキリムシ、コメツキムシ、チョウなど・・・・


その中でもこの深紅の甲虫が目立ちます。






アカハナカミキリ



美しいカミキリムシです。


幼虫は各種針葉樹の枯木を食べます。
ということはスギ、ヒノキの植林が多い日本は彼らの楽園。
もちろん箱根も例外ではなく、7~8月にノリウツギやリョウブの花の上で多く見られます。


byスダッチ


湿原で昆虫観察会

2012-07-27 14:22:12 | 
7月25日はオオハンゴンソウの駆除作業を終えた後、


仙石原湿原、箱根湿生花園で昆虫観察会の講師をしてまいりました。


「湿原の虫と遊ぼう」ということで、
まずは仙石原湿原を代表する虫の一種、ミドリシジミ。


イヌエンジュの木に無数のミドリシジミが乱舞していました!!


これには講師陣も驚きでした。
グリーンメタリックのチョウが2匹で縄張り争いし、クルクルクルクル・・・

それがいたる所で繰り広げられていました。





このチョウはなかなか撮影するのが難しく、こんな写真しかありません・・・

次回がんばって撮影したいと思います。




というわけでまずはミドリシジミを満喫。



お次は、


オオルリハムシ

神奈川県ではここでしか観察できません。

3匹だけ見れました。




もちろん花もキレイでした。



この日は特別に虫取り網OK




虫かごに入れ、観察した後は逃がします。





そうそう・・・

トンボもたくさんいました。


たくさんのアカトンボの仲間、そして・・・



ハラビロトンボ♂



こちらは♀

その名のとおり、おなかがひろいです。




さらにラストは・・・



アオカナブンと、



コクワガタ

最近箱根内でシロスジカミキリのナラ類への食害が目立つようになりました。
食害、産卵あとから樹液が出るのです。





チョウ、トンボ、クワガタ、夏の虫を満喫しました。



byスダッチ


On the desk...4

2012-07-20 18:37:32 | 
朝出勤したら・・・




?????

巨大な三角紙がデスクの上に置かれていた。

(ちなみに三角紙とは、野外で採集したチョウやトンボを入れておく紙のこと)




中身はなんじゃろな???




お!?


この左右の複眼が接しているところをみるとオニヤンマか。







・・・



あれ?




違いました。

この輝かしい胸部は、、、オオヤマトンボです。





職員によると、VC前のコンクリートの地面に落ちていたんだとか。

トンボが落ちてる???
う~~~ん。謎です。


とりあえず、
VC前の木に逃がしました。




byスダッチ



バラルリツツハムシ

2012-07-12 18:07:39 | 
イタドリの葉の上は実に多くの昆虫を発見できます。


その中の一種、



バラルリツツハムシ

宝石のようですね。
きれいだ~・・・・





・・・・・・・・




・・・・・・?????????







なんと!



私が写っているではないか(笑)





あまりにツヤツヤしてきれいなため撮影者を反射していました。

撮影している時は全く意識していませんでした。
生き物の撮影っておもしろい。


byスダッチ


平均棍

2012-07-11 19:01:51 | 
ふと思いつき、普段撮影しない虫を撮影してみました。





アブの一種


けっこうキレイなんだな・・・・

絵で描いたようなデザインをしています。



おお・・・
そしてよく見ると平均棍(へいきんこん)まで写せていた。


平均棍とは、これです。



この赤丸で囲った部分。


トンボやチョウは翅が4枚ありますが、
ハエ、アブ、カは翅が2枚しかありません。

昔あった翅が退化してこのちっちゃなムシピンみたいなものになったのだとか・・・

こんどハエを捕まえた時、(って普通捕まえないよね・・・・)一度じっくり平均棍を観察してみてください。現代社会で最も身近で嫌われ者のハエが、生物の進化(退化か・・・)をわれわれに気づかせてくれます。



byスダッチ


ジンガサハムシ

2012-07-09 16:55:01 | 
湖尻園地内にはたくさんのヤマノイモが生えております。



ヤマノイモの葉を見てみると、


小さいけれど美しい昆虫がいます。

ジンガサハムシといいます。
この仲間は金属光沢がとてもキレイ。
しかし死んでしまうとこの美しい光沢が消えてしまうのが不思議・・・

摂食することによって発色しているのでしょうか?
謎です・・・



byスダッチ


カノコガ

2012-07-08 18:26:46 | 
最近このガをよく見ます。




カノコガ

翅の鹿の子模様が名前の由来だそうです。



それにしてもこのガ、
連結している状態をよく見かけます。



これは去年





それだけ個体数が多いということでしょうか・・・



byスダッチ


答え

2012-07-04 16:55:46 | 
昨日のクイズの答えです。









まずは昨日の画像から、








さあ、では答えです。






ここでした。











アオカメノコハムシ



草原のアザミの葉の上でじっとしていることが多く、
箱根だと仙石原のススキ草原で見つけられます。




それにしても見事ですよね!!!
葉っぱそのものです!

初めて見つけた時はちょっぴり感動すらしてしまいました。
昆虫の擬態ってすごい・・・・




byスダッチ