
大阪水曜ほっと集談会一世です。
おはようございます。
何度も申し上げておりますが、森田療法は神経質性格と呼ばれる一部の人たちにとても効果的だと言われています。
しかし私はこう言いたいのです。
森田療法は時代や世代やジェンダーを超えた普遍的な人間学であり、
誰もがその恩恵を受けることができます。
更に森田的なことは、見えないだけであらゆる事象に含まれます。
私たちは生きとし生けるものすべてから森田を学ぶことが出来ます。
本日は星野富弘さんのことを投稿したいと思っていました。
星野富弘さんのことばを集めた、「星野富弘ことばの雫」
を読んでとても感銘を受けたからです。
奥様の撮影された写真を掲載されているので夫婦の合作と言える作品です。
すると偶然NHKの画面に星野富弘さんの映像が流れたのです。
あの人に会いたいという故人を偲ぶ再放送番組のゲストが星野富弘さんでした。
私はびっくりしました。
偶然とは思えなかったのです。
※今日の心に響くことば
絵も詩も少し欠けていた方が良いような気がします。
欠けている者同士が、一枚の画用紙の中に収まったとき調和のとれた作品になるのです。
これは私たちの家庭も社会も同じような気がします。
欠けていることを知っている者なら、助け合うのは自然なことです。
自分の中に欠けているものがあるという内面的自覚を森田療法では、
別名自己内省と呼びます。
これがある限り私たちはいつまでも変化する可能性に満ちているのです。
この宝のような資質に生涯目覚めることなく、自分を変えようと悪戦苦闘の末目先の損得に終始して人生を終えることは誠に残念なことです。
最後に森田療法を学ぶと苦しみは、苦しみで終わらないとあらためて申し上げたい。

2025.4.26 一世
※星野富弘ことばの雫 いのちのことば社 フォレストブックスより
一部抜粋