
大阪水曜ほっと集談会一世です。
口は一つ、耳は二つという禅語を聴いたことがあります。
当たり前やろと思っていた自分が情けない。(^-^*)
それだけ話すよりも聞くことを多くせよという教えかと思います。
そういえばシニア世代の私にもウザく感じることがあります。
それは同世代の人間に見られる、人の話を聞かないということです。
特に60代以降になりますと、経験を盾に職場でも人の話を聞かない人間が山のようにいます。
新人に次から次へと仕事を詰め込んでモチベーションを下げていることに気がつかない管理職も少なくありません。
かくいう私も、もともと人の話を聞くのがウザかったのですが、
自助グループ活動を通じて人の話に耳を傾けることの大切さを実感しています。
ついつい早く立ち直ってもらいたいと思い森田理論とやらを語り始めるシニア世代は要注意です。
すべてに時があるのです。
悩み苦しんでいる人々の声なき声に、耳を傾けていきたいと考えています。
森田博士はこのようなタイミングを啐啄同時という言葉を用いて表現されています。
「啐(そつ)」とは、雛がふ化する時に殻の内側からつつくこと、
「啄(たく)」は、親鳥が殻の外側からそれを助けてつつくこと。
といわれています。
※今日の森田博士の言葉
卵から雛が生まれるときに、
内から雛が成熟してこなくては、外から早く卵を啄き壊しても雛は生まれないのである。
2025/04/03 一世