大阪水曜ほっと集談会一世です。
昨夜NHKのプロジェクトXという番組を見た。
涙があふれた。
サッカーワールドカップでの優勝に至るまでの女子サッカーのパイオニアたちの苦難に満ちた物語であった。
加齢により涙腺が緩んで、田口トモロヲ氏のナレーションが心にしみた。
いつの時代も開拓者と言われる人たちがいる。
未来が見えない中で好きということだけで困難を顧みずにやり遂げようとする人たちがいるのである。
私は現在自助グループ内で全国版リモート初心者懇談会という森田療法に関するセミナーのスタッフとして活動しているが、
このような小さな取り組みにおいても私なりの苦難があった。
もし森田療法版プロジェクトXがあったとしたら私はさらに号泣するだろう。
話は変わるが最近フリージャーナリストの岸見勇美氏の書かれた、
運命は切りひらくもの~森田療法の普及にかけた岡本常男と支えた人々~という著書を読み返した。
メンタルヘルス岡本記念財団の設立に至るまでのプロセスがドキュメント的に描かれている。
森田療法の普及に人生を懸けた人々が主人公である。
私が十代から二十代に掛けて森田療法を学んだ河野基樹医師に関する記述もある。
岡本記念財団は1988年7月28日に正式に認可されたそうである。
この財団は関西で36年以上にわたって神経質に悩む人々の、心のオアシスになっている。
今月久しぶりに訪問したいと思った。
2024/07/21 一世