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docomoが使い始めたiコンシェル

 「熟成されていない」と感じてしまう、ドコモの2008年秋冬モデルからの新機能「iコンシェル」だが、ここに来て、ようやくドコモ自身がコンテンツの配信を始めたようだ。
「今日もiインフォ」の画面iスケジュールに配信された「WEEKLY DCMX」

 東海契約の状態で確認できるのは、ドコモ東海が提供するコンテンツ「今日もiして」のiコンシェル対応のインフォメーション配信である。「今日もiして」は、公式サイトとタイアップした期間限定のお試し無料コンテンツやオリジナルの待ち受けなどが提供される公式サイトで、関西の「iチェケラッチョ!」に該当する。インフォメーションでは、「今日もiして」のコンテンツ更新情報とドコモのキャンペーンの情報がiコンシェルのインフォメーションとして配信されるという。
 もう一つは、「DCMX おトクNEWS!!」。ドコモのクレジットサービス「DCMX」のキャンペーン情報をiスケジュールに配信する仕掛けになっている。支払日の情報も配信されるようだ。なるほど、「支払日」という情報はiスケジュールに合っているように思われる。今日現在では、「WEEKLY DCMX」が毎週木曜日に登録されている。
 今後、ドコモプレミアムクラブやドコモマイショップなどの類似コンテンツにも順次対応していくと想像できる。

 とはいうものの、疑問もある。
 iコンシェルのインフォメーションと、既存のメールやメッセージRはどう使い分けられるのだろうか。メール配信でもメッセージRでもiコンシェルでも同じキャンペーン情報を提供していては、やがて利用者は使い慣れたメールに戻ってしまう。iコンシェルが待受画面に半分開封された宣伝メールを強制表示するサービスになってはいけない。
 同じ情報であっても、iコンシェルならではの見せ方でどう整理するのか。また、使い古された切り口だが、利用者自身が身につけて移動する携帯電話にはどういう情報を配信するべきなのか。
 まずは、ドコモ自身がiコンシェルというツールの使いこなし方を他のコンテンツプロバイダに示すことが必要だ。

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