アマーの家 平和と女性人権ミュージアムがついに台北の迪化街で開館しました。
「アマー」は台湾では「おばあちゃん」という意味です。
「おばあちゃんの家」というホっとするような名前から、ミュージアム入り口のオシャレなカフェ、そして台湾の日本軍戦時性暴力のサバイバー女性たちの写真が並ぶ部屋、低い手すりの工夫、サバイバーのアマー達のアート作品…などなど、来る人を奥へ奥へと誘う素敵な場所でした。
ミュージアムがある迪化街は、若者に人気のオシャレな問屋街にあり、ミュージアム自体も、日本統治時代からの古い建物をリノベーションしたもの。
展示の中でも特に、被害を名乗り出たアマー達のアート作品が見どころです。日本軍性暴力の被害者という一面のみではなく、今を生きる/生きてきたアマー達、一人一人の存在を身近に感じ、展示を通して彼女たちに「出会う」事ができます。
そのコンセプトは、ハイナンnetが微力ながらいつも写真展などのイベントで心掛けている事とも通じます。
更に、ハイナンnetとしては、台湾から海南島に連れて行かれ慰安所に入れられたアマーの体験が表示された展示と、海南島の慰安所や「慰安婦」募集に関する資料は必見です。
しかし、数々の展示の中でも特に胸を打たれたのは、
「涙の雫〜声なき彼女たちのために〜」
という展示でした。名乗り出たり、被害が確認された女性達のうしろには、数えきれないほどの、声をあげることができなかった女性達の存在があります。
その事を、「涙の雫」というガラスの涙壺や、光の筒で表現した空間もあり、そうした展示デザインに至るミュージアムの深い思想が感じられます。
日本の戦時性暴力の資料館にも、アマーの家のような、誰でも入って来やすいアイデアが取り入れられたら、若い人を始め更に多くのが参観しやすくなるのではないかと思いました。
右傾化した日本社会で誰でも入りやすくする事のリスクもありますが、だからこそ、逆に一般の人が気軽に入ってこれて、参観することで、関心を持つきっかけを作る工夫も必要だと思いました。
M
「アマー」は台湾では「おばあちゃん」という意味です。
「おばあちゃんの家」というホっとするような名前から、ミュージアム入り口のオシャレなカフェ、そして台湾の日本軍戦時性暴力のサバイバー女性たちの写真が並ぶ部屋、低い手すりの工夫、サバイバーのアマー達のアート作品…などなど、来る人を奥へ奥へと誘う素敵な場所でした。
ミュージアムがある迪化街は、若者に人気のオシャレな問屋街にあり、ミュージアム自体も、日本統治時代からの古い建物をリノベーションしたもの。
展示の中でも特に、被害を名乗り出たアマー達のアート作品が見どころです。日本軍性暴力の被害者という一面のみではなく、今を生きる/生きてきたアマー達、一人一人の存在を身近に感じ、展示を通して彼女たちに「出会う」事ができます。
そのコンセプトは、ハイナンnetが微力ながらいつも写真展などのイベントで心掛けている事とも通じます。
更に、ハイナンnetとしては、台湾から海南島に連れて行かれ慰安所に入れられたアマーの体験が表示された展示と、海南島の慰安所や「慰安婦」募集に関する資料は必見です。
しかし、数々の展示の中でも特に胸を打たれたのは、
「涙の雫〜声なき彼女たちのために〜」
という展示でした。名乗り出たり、被害が確認された女性達のうしろには、数えきれないほどの、声をあげることができなかった女性達の存在があります。
その事を、「涙の雫」というガラスの涙壺や、光の筒で表現した空間もあり、そうした展示デザインに至るミュージアムの深い思想が感じられます。
日本の戦時性暴力の資料館にも、アマーの家のような、誰でも入って来やすいアイデアが取り入れられたら、若い人を始め更に多くのが参観しやすくなるのではないかと思いました。
右傾化した日本社会で誰でも入りやすくする事のリスクもありますが、だからこそ、逆に一般の人が気軽に入ってこれて、参観することで、関心を持つきっかけを作る工夫も必要だと思いました。
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