上海下町写真館2014

ブログを始めて17年目、今でも多くの皆様が訪問していただけるので、できるだけ続けていきたいと思っています。

冬の上海グルメ時々観光(12):フランス人が設計した「花園飯店」

2024-01-27 06:00:00 | 海外旅行

フランス租界にあったドイツ人のクラブが第一次世界大戦の後フランスの所有となり、そこにフランス・クラブのクラブハウスが建設されました。

 

清国とのアヘン戦争に勝利した英国は、1842年8月に南京条約を締結し、5港(上海・寧波・厦門・福州・広州)を対外貿易港として開港させました。

1845年11月には上海租界が成立しました。条約では5港での領事裁判権や関税権を認めさせました。

その後1848年にはアメリカ租界が、そして翌年にはフランス租界も成立しました。

租界とは香港の割譲とは違い外国人が居住する土地の租借と自治権を認めさせたものでした。

 

1.フランス・クラブ

1926年ドイツ・クラブがあった場所にフランス・クラブの新クラブハウスが建設されました。

ネオバロック風の外観にアールデコ調の豪華な内装を持ち、屋内プールやボーリング場や舞踏場もありました。

 

2.中国高級幹部のクラブ

新中国成立後は共産党高級幹部のクラブとなり、1979年からは外国人にも開放されました。

 

3.花園飯店

1990年、日中の共同出資により五つ星クラスのホテルが建設され、源建築の外観を保存してその背後に33階建て本館が建造されました。

現在「オオクラ ガーデンホテル上海(花園飯店)」として日本からもブッキングができます。

 

4.豪華な内部

フランス租界の目抜き通り淮海中路にあり外国人にも人気のホテルのようです。

 

5.コーヒーショップ

1階はコーヒショップを営業しています。

 

6.回心

「回心」と題された女性像。

中国語の「回心転意」は恨みを捨てて仲直りすることだそうです。

 

7.年末の淮海中路

淮海中路では買い物客が絶えないようです。

 

撮影:CANON EOS  RP + RF24-105mm F4-7.1 IS STM

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬の上海グルメ時々観光(1... | トップ | 冬の上海グルメ時々観光(1... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海外旅行」カテゴリの最新記事