はぐれの雑記帳

極めて個人的な日めくり雑記帳・ボケ防止用ブログです

癌入院日記 6日目②(4月12日)

2020年08月27日 | 日記

入院して3日目以来一度も食事をしていない。4日間点滴だけなのだ。

13:00 トイレ。出してきた。まだ茶色い水分が出る。その後気分が悪くなって、ベッドで横になった。

13:30 阿曾さんと少し話をした。医者と話をしたので、その中身を聞かせてもらった。阿曾さんの進行度はⅣで、尾骶骨に転移していて、人口肛門をつけると言う。余命平均8か月の宣告だったと言う。

阿曾さんは68歳、私より5歳年上だ。昭和15年生まれということだ。阿曾さんは、68歳まで生きられてよかったと言う。それと私の話を聞いて心が落ち着いたと言う。「後は自分なりに頑張るよ」と言う。励ますしかない。本当に末期の人と出会ってしまった。

奥さんを一人残していくのが心残りだと言う。奥さんは畑仕事があるので、毎日はこれないのだと言う。左足がしびれる層で、それは骨が癌に冒されているからだと言う。

手術は人口肛門を取り付けただけであったらしい。大腸を切除するにはもう手遅れだったのだろう。やはり悲しいことだった。少しでも励まして、気持ちが穏やかになればと思う。

2:20 裕子に電話をして見る。

2:50 トイレ まだ下剤が終わっていない。

3:00 裕子とあずさがやってきた。ジュースを飲む。二人を待合所に連れて行く。今日は内野さんの家族、娘と婿さんと孫が来ている。隣の岸本さんにも孫たちが着ていてにぎやかだった。

16:30 二人が帰る。その後横になる。

20:00- 瞑想をする。待合所

2040 集中できたけど、あまり良いものではなかった。内野さんが待合所にやってきて誰かと話している。目を半眼にしているのでわかるのだ。彼が早く良くなるように禱り、心を和らげるようになるように祈った。花を育てる話をしていた。花を育てる気持ちがあれば、本来は易しい人なのだと思う。自分に苛立っているんだろう。

21:00 4度目のトイレ

あずさがヴィトンのカバンを持ってきた。今付きあっている同い年のエド君が買ってくれたのだと言う。今度はフィリピンの男性だけど、19年前に日本に留学して、日本企業に就職して、そこで知り合ったと言う。両親はフロリダに移住して、米国籍をとって、米国で医者になっている。まだ結婚までは考えていないようだけど。どうなるのかなと思う。

 


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