KIRU-KILL! - YouTube
安物買いの銭失いとなったことが確定っ‥‥‥!
コンピューターの世界は日進月歩のはずであり、よもや5年前の本体5万もしなかったPCより、2015年のモニター付きで5万弱の廉価PCのほうがパフォーマンスが低いとは、考えもしなかったのであります!
ようするに、あわてて買った廉価PCのCPUが、ネットやワープロはまだしも、漫画の仕事―――フォトショの作業にはまったく使えない“馬鹿”であることが判明し、遅延にもほどがあんだろ!と怒髪天を衝いたという‥‥‥
巧遅は拙速に如かずは、嘘!嘘やったんや!
で、あらためて本体5万弱のPCを注文してしまったという‥‥‥
この際、おれもネットと漫画作業用のPCを分けて、モニター2台ならべて画面分割してどうたらかんたらといった、ハイカラな方向性で‥‥‥
‥‥‥
ところで、山本周五郎を、継続して読み耽っているのだが、その流れで「砦山の十七日」という短編が岡本喜八の『斬る』〔1968〕の原作であることを、はじめて知った。
『斬る』は以前、BSで放映されたとき観ており、はてさて映画はどんな風にアダプトしたんだろうか?と興味津々で原作を読んでみたところ、あれ?こんな話だっけ?という印象。
たしかに、山砦に籠城してどうこうというプロットは記憶にあったが‥‥‥で、とにかく映画のあらすじをぐぐってみると、なるほど、たとえるなら黒澤の『羅生門』〔1950〕のような方向でアダプテーションされているのがわかった。
すなわち、「わがんねえ、さっぱりわがんねえ」の志村喬と千秋実と上田吉二郎の、羅生門で雨宿りをする連中の位置に、仲代達也と高橋悦史の新規キャラクターが配置され、原作のエピソードの傍観者として登場し、やがて決定的に関わるという。
どちらの場合も原作のままでは「短い」という判断からのアダプテーションであろうが、どちらも完全な成功といえないあたり、奇妙に似ているように思った。
「砦山の十七日」は、どちらかというとヒューストンの『黄金』〔1948〕やヒッチコックの『救命艇』〔1944〕や『レッド・アフガン』〔1988〕のような限定された極限状況下での異常心理ものであり、『斬る』はそのねちねちした「心理劇」を、ただのお家騒動ものの「時代活劇」に単純化しすぎてしまったような‥‥‥
といっても記憶はあやふやなので、観返したいのうと思い、ぐぐってみると、またしても映画馬鹿御用達のクライテリオンのパッケージ・デザインがやたらかっこいいのでまいった↓
『斬る』の英語タイトルが『KILL!』であることもはじめて知り、同音異義語!駄洒落!かっこいい!と感じ入った。
で、同じく喜八監督の『大菩薩峠』〔1966〕の英題は『THE SWORD OF DOOM』というらしく、これまた中二ど真ん中!ストライク!かっこいい!と感じ入った。
本編そのものも、実にかっこいい映画である↓
安物買いの銭失いとなったことが確定っ‥‥‥!
コンピューターの世界は日進月歩のはずであり、よもや5年前の本体5万もしなかったPCより、2015年のモニター付きで5万弱の廉価PCのほうがパフォーマンスが低いとは、考えもしなかったのであります!
ようするに、あわてて買った廉価PCのCPUが、ネットやワープロはまだしも、漫画の仕事―――フォトショの作業にはまったく使えない“馬鹿”であることが判明し、遅延にもほどがあんだろ!と怒髪天を衝いたという‥‥‥
巧遅は拙速に如かずは、嘘!嘘やったんや!
で、あらためて本体5万弱のPCを注文してしまったという‥‥‥
この際、おれもネットと漫画作業用のPCを分けて、モニター2台ならべて画面分割してどうたらかんたらといった、ハイカラな方向性で‥‥‥
‥‥‥
ところで、山本周五郎を、継続して読み耽っているのだが、その流れで「砦山の十七日」という短編が岡本喜八の『斬る』〔1968〕の原作であることを、はじめて知った。
『斬る』は以前、BSで放映されたとき観ており、はてさて映画はどんな風にアダプトしたんだろうか?と興味津々で原作を読んでみたところ、あれ?こんな話だっけ?という印象。
たしかに、山砦に籠城してどうこうというプロットは記憶にあったが‥‥‥で、とにかく映画のあらすじをぐぐってみると、なるほど、たとえるなら黒澤の『羅生門』〔1950〕のような方向でアダプテーションされているのがわかった。
すなわち、「わがんねえ、さっぱりわがんねえ」の志村喬と千秋実と上田吉二郎の、羅生門で雨宿りをする連中の位置に、仲代達也と高橋悦史の新規キャラクターが配置され、原作のエピソードの傍観者として登場し、やがて決定的に関わるという。
どちらの場合も原作のままでは「短い」という判断からのアダプテーションであろうが、どちらも完全な成功といえないあたり、奇妙に似ているように思った。
「砦山の十七日」は、どちらかというとヒューストンの『黄金』〔1948〕やヒッチコックの『救命艇』〔1944〕や『レッド・アフガン』〔1988〕のような限定された極限状況下での異常心理ものであり、『斬る』はそのねちねちした「心理劇」を、ただのお家騒動ものの「時代活劇」に単純化しすぎてしまったような‥‥‥
といっても記憶はあやふやなので、観返したいのうと思い、ぐぐってみると、またしても映画馬鹿御用達のクライテリオンのパッケージ・デザインがやたらかっこいいのでまいった↓
『斬る』の英語タイトルが『KILL!』であることもはじめて知り、同音異義語!駄洒落!かっこいい!と感じ入った。
で、同じく喜八監督の『大菩薩峠』〔1966〕の英題は『THE SWORD OF DOOM』というらしく、これまた中二ど真ん中!ストライク!かっこいい!と感じ入った。
本編そのものも、実にかっこいい映画である↓
松風の門 (新潮文庫) | |
収録作品 松風の門 鼓(つづみ)くらべ 狐(きつね) 評釈堪忍記 失恋第五番 湯治 ぼろと釵(かんざし) 砦山の十七日 夜の蝶(ちょう) 釣忍(つりしのぶ) 月夜の眺(なが)め 薊(あざみ) 醜聞 | |
新潮社 |